シークレットサービスは権力者の護衛をその任務とする。元々は財務省の特殊チームで貨幣捜査特別編成部隊だったが、日本で言えばSP等と言われる組織がそれだ。これを司る組織は、事実上権力者がトイレに行く時と寝る時以外は常に行動を監視する。言わば、警護している様で、実は365日、24時間体勢のオリに入れられている感覚に近いだろう。

首相の行動や動静を把握し、その警護の計画を練らなければいけないのだから、その情報の漏洩はいの一番に神経を使うところだ。

以前、やしきたかじんが番組に首相が来ると言う事で、その詳細をツイートした事があったが、これが元で大規模な護送計画の再考が必要となった。安倍首相は個人的な付き合いに対しては気軽にメールをしたり、義理堅く接し情報を開示する所があるが、これは管理する役人の側としては頭が痛いところだ。ましてや、相手がアメリカ等であった場合には、信用問題に発展する。

そうして集積された情報は、事実上誰が管轄しているのか。官房なのか、それとも各事務次官級の上級官僚か、検察なのか。いずれにせよ、プライバシーを失った権力者は、その時点で権力を失う事になるのかもしれない。