【首相、日銀総裁と昼に会談 消費再増税で意見交換】
安倍晋三首相は11日昼、首相官邸で日銀の黒田東彦総裁と会談する。4~6月期の実質国内総生産(GDP)成長率が前期比年率7.1%減に落ち込むなど足元の景気認識について協議し、来年10月に消費税率をさらに10%に上げる最終判断を12月に控えて今後の経済動向も意見交換するとみられる。
首相と総裁の会談は3日の内閣改造後初めてで、4月15日以来。
首相は消費税率の引き上げを7~9月の経済指標をみて12月上旬に最終判断する。内閣府は4~6月期の実質GDP成長率を前期比年率6.8%減から7.1%減へ下方修正し、足元の景気に下振れ懸念もある。
黒田氏は4日の記者会見で「財政健全化の努力に市場が疑念を持つ事態が起きれば、政府・日銀として対応しようがない」と予定通りの増税を主張した。
参考URL:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS11H05_R10C14A9EAF000/