クサやタマには免疫のある警察や厚労も、脱法市場は完璧に本筋より逸脱したルートが形成され、個人レベルの売買まで含めると、PC遠隔操作問題並に警察だけではその全容解明と現場の把握、そして規制が難しい。特に近似物質による脱法ハーブの法規制は、それ自体が合法物質の規制になるとラムズフェルド元国防長官等の米財閥関連の薬剤業界系列が猛烈に反発して来るので、調合の規制を描ける方向性でも、調合師の下ではそれ自体を規制する事が難しい物質もあり、その網の目こそが脱法ハーブの牙城なのである。

そもそも、年間何回も更新されるグーグル検索システムの総回診・オーバーホールよりも頻繁に改正さえる脱法ハーブ市場に対して、警察と厚労による現場の調査に数ヶ月、そして霞ヶ関による法務と厚労の問答を繰り返す官僚折衝による法律作成にまた数ヶ月、さらに国会の委員会送付と本会議可決してから数ヶ月後の施行開始。この時点では既に現場の脱法ハーブ市場は数世代進んでおり、法律による規制等そもそもが無理な話なのである。

薬剤師常駐条件下で規制緩和された薬物のネット販売と個人輸入による税関の監視と管理運営体制、そして法律の抜け目と関税による合法化によって、日本国内にはこうした薬物が蔓延する事になる。

買わない消費者のモラルも大事だが、品質管理と対象者を生き殺しにする事で顧客からの純利益を上げる事を目的としてきた国内本筋系と外国系の既存体制に、品質度外視による単発必中による劇薬が蔓延る事により、某シンジケートの調査と情報流出による好奇心の双方の理由から、日本国内の何処か、もしくは都内等で通行人の人肉を貪るゾンビが表れるのも時間の問題かもしれない。