政権の支持率が70%代に乗り、大手メディアが批判できない環境になった現在。懇談会等でなあなあになり、イエスマン育成が整ったと思っている政権だが、以外にもスポーツ紙に麻生総理のファッションセンスに関しての疑問視と大手メディアへの批判が掲載されていた。流石は囲みで叩かれた元首相だけあって、空港での取材の前日にどこぞで記者を囲んだ飲み会でもあったのかと思わせる対応だったが、そんな事はどうでもいい。

 大手メディア紙を牛耳り、株価を安定させた段階で、磐石だと思ったのかも知れないが、どうも飯島元秘書官の管轄は、官邸内では然程の権限を与えられていないのかも知れないと思った事だ。

 大手新聞に持上げられて、スポーツ紙を野放しにし、たんこぶになったら個人情報保護改正規制法案を通せば良い等と考えていると、途端に足元をすくわれかねない危機感を持つべきである。

 今後最も政権が懸念すべきは、記者のメモが官僚経由でスポーツ紙に流れ、週刊誌に蓄積された時に、『昨年の・・・』的な見出しで一斉攻撃される危険性がある。大手マスコミ懇談会でのイエスマン音頭に気分良くなっていてはいけないのである。