やめられないとまらないの『かっぱえびせん』は日本国内では誰もが知っている超有名駄菓子で、カルビーの名前と共に国民的な御菓子と言っても過言では無い。日本人はメイド・イン・ジャパンブランドにこだわりがあるので、国内シェアでは、類似品が出ても元祖がそれにまけると言うような事は考えられないが、海外になると社名のブランド力は一気にその力を無くしてしまう。特に、安かろう悪かろうで、所詮海外のメーカーのスナックであれば、北米においてはスーパー等において、陳列コーナーは他のオリエント食品に並んで十把一絡げ扱いになってしまう。御菓子のコーナーに肩を並べて陳列されるには、やはり国内ブランドもしくは現地会社の枠に入るしか無い。
日本の様々な製品が既に北米では地元ブランドで現地生産されているが、韓国やフィリピン等のメーカーが進出して来た事によって、日本の駄菓子メーカーのシェアが近年脅かされて来ている。安価で海老の味がすれば、大体似たような社名、似たようなパッケージングによって、価格が安く設定されれば、多少の味の違いには目も触れず、安価な他社ブランドを消費者は購入してしまう。
中国では日本メーカーの冠を捨てて中国企業の傘下に入る企業が増えて来ている。現地で売り上げを確保するには、中国系企業の名前で売った方が確実と言う、中国市場の魅力に資本主義として日本の暖簾が敗北したのだ。北米において、カルビーが自社ブランドを捨ててまで売り上げ数値目標確保に舵を切ったのは、海外現地での企業としては戦略なのだろうが、日本製品が今後TPPによって逆輸入されれば、国内商品はその冠を失っていく事にも繋がりかねない。海外現地における日本製品とは、いい意味での売国奴企業で無ければいけない。日本の社名の冠を背負ってはいても、海外における子会社は全く本社とは別経営の現地の会社で、その社表標は米国人の米国人による米国人の為の会社であらねばならないという、この一点に集約される。キッコーマンやトヨタ、ホンダ等のアメリカン企業と、あくまでの日本流を捨て切れずに徹したカルビーとの分かれ道は、ここにあったのではないだろうか?
日本の様々な製品が既に北米では地元ブランドで現地生産されているが、韓国やフィリピン等のメーカーが進出して来た事によって、日本の駄菓子メーカーのシェアが近年脅かされて来ている。安価で海老の味がすれば、大体似たような社名、似たようなパッケージングによって、価格が安く設定されれば、多少の味の違いには目も触れず、安価な他社ブランドを消費者は購入してしまう。
中国では日本メーカーの冠を捨てて中国企業の傘下に入る企業が増えて来ている。現地で売り上げを確保するには、中国系企業の名前で売った方が確実と言う、中国市場の魅力に資本主義として日本の暖簾が敗北したのだ。北米において、カルビーが自社ブランドを捨ててまで売り上げ数値目標確保に舵を切ったのは、海外現地での企業としては戦略なのだろうが、日本製品が今後TPPによって逆輸入されれば、国内商品はその冠を失っていく事にも繋がりかねない。海外現地における日本製品とは、いい意味での売国奴企業で無ければいけない。日本の社名の冠を背負ってはいても、海外における子会社は全く本社とは別経営の現地の会社で、その社表標は米国人の米国人による米国人の為の会社であらねばならないという、この一点に集約される。キッコーマンやトヨタ、ホンダ等のアメリカン企業と、あくまでの日本流を捨て切れずに徹したカルビーとの分かれ道は、ここにあったのではないだろうか?