一般的に言われるのは、オバマ大統領は核軍縮推進の所謂オバマドクトリンを説いて、これは核による先制攻撃論のブッシュドクトリンとは相反するものだが、ついでに彼はオスロでノーベル平和賞まで取った。世の中の論調や多くのメディアは当時世界平和への大きな前進だと書いた。しかし、必ずしもそれは間違いでは無いにせよ、果たしてこれで殺し合いが減るのかと言う意味に於いては、少々懐疑的だ。寧ろこの世の中は変な嘘と悪夢で満ちている。 非核三原則を説いてノーベル平和賞をとった佐藤栄作(山口県(長州閥))は、実は裏では米軍需産業との癒着の噂と核密約を結んで日本に核持ち込みをオーケー しとった張本人だ。核廃絶を説いてノーベル平和賞をとったオバマ大統領は受賞時から現在にかけてイラクとアフガンで戦争中で、アフガンには増派の決定後に追加軍事予算を議会に承認させた直後であった。序でに言うと、拉致しまくりのテロ指定国家の北の将軍様と仲良くしましょうと言った韓国の大統領にも平和賞なのである。実際ノーベル自身がダイナマイトの開発者なのだから、もう平和賞なんて黒色火薬で吹っ飛ばしたらいいのではないだろうか。実はここにはフリーメイソンだとか、イルミナティーだとか、FRBだとかの違う意味に於いて、通常兵器による緊張の高まりを融和するという危惧も含まれるが、結局の所アメリカの軍需企業ハリバートンや、独企業シーメンスから賄賂を受け取った世界各国の(主にアフリカの)大統領の友人や政界有力者と、暴利を貪っとる世界各国の(主に中東とアフリカの)与党議員が議会を牛耳っとる国が多過ぎるのだ。 逆説的に言えば、核の廃絶は、文字道理抑止を解くパンドラの箱になっているわけである。人類は数千年間戦争ばかりしてきた歴史なのだから、核さえ消えれば人類はまた元の姿に戻るだけの話で、後は温暖化の地球環境問題が世界各国で話し合われるべき重要なテーマとなっていく事だろう。なにせ、みんながみんな火星に逃げられないことぐらいはわかっているだろうから、崖っぷちに立たされれば、誰しも策を講じようとするものだ。これが世界を牛耳る金融関係者のぶっちゃけの本音だろう。

そうした最中、50年以上の間、世界中に核の崖っぷちを見せ続けて来たのは、長崎と広島の原爆被災者であり、今も尚生き続けている被爆者達だ。本当にノーベル平和特別賞を受賞すべきはこうした両市民の被爆者達全員であらなければいけない。