化け物といえばアングロサクソンだw。

 その故郷イギリスは、流石耽美主義発祥の地とも言うべき場所で、ネッシーをはじめとする魑魅魍魎の宝庫であるw。一般にブリテン・イングランド地方においての昔話と言えばベオウルフやアーサー王等、バラエティー豊なのが挙げられるが、なんと言っても忘れられないのが、緑のスーツに身を纏って四葉のクローバーをシンボルとする小人レプリカンである。(早速ブリテンからはずれてしまったw!)

 アイルランドに生息するこの座敷童、もとい要請は、聖パトリックの象徴、3月17日にはアメリカでも市民がこの緑一色に染まり、ビールが飛び交う言わばアイリッシュの象徴とも言えるレプリカン小人w。 アイルランドに住んでるだけに、奥歯に物が詰まったかのような訛りが激しそうなw、見つけたら金貨の壷が手に入ると言われている小人であるw。ちなみに、 シャーロック・ホームズの原作者コナン・ドイルは妖精研究をしてたそうだw。

 さてさて、そんな妖精とお化けって、実は紙一重なのではないだろうか?欧米で言うお化けと言ったら、ドラキュラやフランケンの他にフレディ、ジェイソン、ゾンビにマミーetc..w。日本にも様々な一つ目小僧に傘等お化けがいるが、その多くはかまいたち、ひょうすべ、くびれ鬼、座敷童子等の妖怪といわれる者達だw。ちなみにジブリアニメーションの『となりのトトロ』に出て来るトトロはスカンジナビア半島の山脈に住むと言われる妖精トロールがモデルなのだそうだけれども、さてさて…あれって…妖怪だろうかw? どっちかっていうと、お化けなのかなw? それとも怪物のようなものだろうかw? デブで東京の所沢のトロールがなまってトトロ…、そしてとなり(所沢)のトトロっていう…言わば日北欧友好条約なのかかなんかは知らないけれど…、どうでも良いけどどんなネーミングセンスなんだ一体w?

 さて、幽霊って言うのは科学的には迷信だけど、古来から魂の不滅を信じていた人々は、古代エジプトやアンデスの人々ように、ミイラとなって肉体を現世に残したわけだ。イギリス等で良くユーレイの目撃証言や伝え聞いた話などは出てても、残念ながら、首無し女やポ ルターガイスト現象は今だ迷信の域を出ない。ミステリーサークルも人工のものだった事がバレたしw、ブリティシュで有名なクリスマスキャロスに登場する彼等三名も、所謂ユーレイに属するものだろうw。典型的な幽霊のイメージである、もやもやしてて実体の無い物質…、または白い物質…それはもしかしたらエクトプラズムと言われる現象なんかも、言ってみればユーレイの仲間に入るのだろうかw?

 心霊学用語で言う所の「幽体離脱」いうものがある。この「幽体」は別の言葉で「複体」叉は「星体」とも呼ばれとるそうだ…。ようするに、霊を包んでいる人体の複製物のようなもんが、星のように輝いていると言われているものがそれみたいだが…w。かようにただただ『幽霊』を解析してまうと、もう怖い等という感覚はどっかいってまうw。これが幽霊研究が止められなく所以だ。一度彼らの世界に入り込むと楽しくなり、癖になり、霊界が何か遠い存在に感じなくなり、この世の中の現実こそが、なにか浮いたもののように感じる。気をつけよう。意外とネットゲームという「霊界」が今の世の中は現実に存在しているのかもしれないw。話がそれたが、ようするにこの幽体が普段は肉体と ピッタリと重なっているのが、意識を失ったりした時等に肉体から抜け出す事があると、昔から研究者には言われているそうなw。

 それにしても、日本の奇想天外でお茶目な妖怪に比べると、ほんとうに西洋のお化けっていうのは、魂の世界観を無視した何とも大雑把なものが多い様に思えるw。日本は、お菊さんだとか、恨みつらみやら幽霊だとかで、平安時代から不幸で死んだ霊が成仏しないでこの世に災いを齎すとかで、その死者の生前の地名を言って祈祷するなんていう事をしていたw。平安時代の「桑原、桑原…」とかはあまりにも有名だw。日本の四畳半文化から狭い空間に忍び寄る恐怖が、当時の世相と社会風潮そして政治に対する憤懣遣る方無い想いが折り重なって、江戸町民文化の妖怪が、全くなんとは無しに江戸の妖怪文化として、そのようなものを形勢した由来が元々はあるらしいが、今は歴史の話は止めておこうw。 今、一般的に知られとる日本の妖怪像は、大体が江戸時代に確立されたものが多い。なんとなく雰囲気も江戸っぽい様に思うw。最初は墓磨き言うえらい地味な妖怪から始まったそうだw。次第にひょうすべとかくびれ鬼とか言う様に多種多様に豪華になっていったのだろう…w。幽霊界の研究なんかをし出す学者が出て来るに連れて、江戸っ子の心は萎縮した社会のはけ口を求めて妖怪文化へ爆発していくw。しまいにはそれが社会批判も交えた風刺画とごっちゃになり、江戸庶民の文化生活に溶け込んでいって今に至るが、今はそれよりも天変地異の方が妖怪そのものであるのかもしれない。だから、お化けというよりは、閉塞感の中に閉じ込められとった当時の江戸庶民の心をカリカチュアライズしたカタルシスだった側面もあるのだろうw。今の世の中で万一そういうものがもてはやされるのだとしたら、その妖怪の裏側には庶民の悲鳴を聴かねばならない。

ゆう‐れい【幽霊】
  1死んだ人の魂。亡魂。太平記11「其の亡魂—尚も此の地に留つて」
  2死者が成仏し得ないで、この世に姿を現したもの。亡者モウジャ。
  3比喩的に、実際には無いのにあるように見せかけたもの。「—会員」
ばけ‐もの【化物】
  1狐・狸・猫などが化けて怪しい姿をしたもの。へんげ。妖怪。おばけ。
  2素人(シロウト)から転じて玄人(クロウト)になった義太夫語り。
  3普通ではできないことをするもの。「何でも記憶する—」
よう‐かい【妖怪】
 人知では解明できない奇怪な現象または異様な物体。ばけもの。

…と辞書にはある。
「幽霊」はつまりは死者の霊。
「お化け」や「化け物」は動物の変化(へんげ)したものと、その他の怪しいもの。
「妖怪」は、水木しげるや百鬼夜行に出てくるような、江戸時代などの本に伝承が登場する様なものなのかな?
こんな民族性、風土の中で日本独特の昔話は生まれたのだろうw。
こうした中で育まれた日本の昔話って、世界的に見ても特徴的な文化といえるのかもしれない…。

 …いけない、ついつい長くなった…w