こちらにも転載しておく。ただし、私はあくまでも日米両方を愛し、両国友好関係を野口雨情よりも切に願う者である。それを鑑みて、下記に末端に貼った一曲のメロディーが戦前のもので、また歌い手が黒人、そして、この時期に心を鼓舞する明るい歌詞を選んだ意図を汲み取って頂きたい。
さて、不謹慎だが、あえてこの時期にふれておこう。人命救助の大義名分を付ければ、なんでもその行動は美化され、世間一般からは賛美されるものである。今回の米軍の災害救助援助は救助隊の派遣はアンリ・デュナンやフリチョフ・ナンセンの崇高な倫理に照らし合わせれば、確かにそこには万人が賞賛を禁じ得ない疑問を挟む余地も無い行いである事は二言を待たないところだろう。だが、約60年程前に同じ国の空母艦船から飛び立った航空機は焼夷弾と言う名の物資をバラまき、日本本土各地に完膚無きまでに今の気仙沼を作り上げたのは、まぎれも無く同じその軍隊である。軍隊は、国家の思惑に準じて行動し、国家の方針の名の下に活動する国家の下僕的媒体要素である。議会や国会の承認を得れば、軍人の殺人は合法化され、大量殺戮の後に勝利すると、勝者総取り的に一方が正義になり、もう片方の敗者は悪にある。それをある程度事前に力のある者同士が多数決で決めて、少数派弱者には事前にある程度の制限を加える事で勧善懲悪を緩めたのが、今の国連である。しかし、力の強い者が依然として国際的にも発言力を固持しているのは、もはや言うまでも無いことだ。
しかし、いくらなんでもメルトダウンを引き起している現場海域に原子力空母を派遣して来て、被爆被害の最中にあえて善者に仕立て上げ、恩を売る形で日本国民の原子力アレルギーを取り除こうと言う姑息な鵺のような神経と、その倫理パラドックス感を平然と行える神経には空いた口が塞がらない。また、それになんの抵抗も無く「ギブミーチョコレート」と手を広げる日本人の軟弱さに、この国の国民性に終焉を見た気がした。空輸された支援物資が空輸され、本土からカンパされた支援物資が空からバラまかれたアフガンで、今は本土で遠隔操作されている無人戦闘機がアフガンの民間人を機銃掃射している現実がある。自衛隊を含めて、軍隊による支援と、救助隊による活動を同一視してはいけない。
もっとも、民間の警備会社がイラク国民を射殺しまくっても、一切イラクの国内法では裁かれず、また本土に置いても非合法扱いを受けない現状を作り出してしまったアメリカ合衆国には、何を言ってもはじまらないのであろう。
さて、不謹慎だが、あえてこの時期にふれておこう。人命救助の大義名分を付ければ、なんでもその行動は美化され、世間一般からは賛美されるものである。今回の米軍の災害救助援助は救助隊の派遣はアンリ・デュナンやフリチョフ・ナンセンの崇高な倫理に照らし合わせれば、確かにそこには万人が賞賛を禁じ得ない疑問を挟む余地も無い行いである事は二言を待たないところだろう。だが、約60年程前に同じ国の空母艦船から飛び立った航空機は焼夷弾と言う名の物資をバラまき、日本本土各地に完膚無きまでに今の気仙沼を作り上げたのは、まぎれも無く同じその軍隊である。軍隊は、国家の思惑に準じて行動し、国家の方針の名の下に活動する国家の下僕的媒体要素である。議会や国会の承認を得れば、軍人の殺人は合法化され、大量殺戮の後に勝利すると、勝者総取り的に一方が正義になり、もう片方の敗者は悪にある。それをある程度事前に力のある者同士が多数決で決めて、少数派弱者には事前にある程度の制限を加える事で勧善懲悪を緩めたのが、今の国連である。しかし、力の強い者が依然として国際的にも発言力を固持しているのは、もはや言うまでも無いことだ。
しかし、いくらなんでもメルトダウンを引き起している現場海域に原子力空母を派遣して来て、被爆被害の最中にあえて善者に仕立て上げ、恩を売る形で日本国民の原子力アレルギーを取り除こうと言う姑息な鵺のような神経と、その倫理パラドックス感を平然と行える神経には空いた口が塞がらない。また、それになんの抵抗も無く「ギブミーチョコレート」と手を広げる日本人の軟弱さに、この国の国民性に終焉を見た気がした。空輸された支援物資が空輸され、本土からカンパされた支援物資が空からバラまかれたアフガンで、今は本土で遠隔操作されている無人戦闘機がアフガンの民間人を機銃掃射している現実がある。自衛隊を含めて、軍隊による支援と、救助隊による活動を同一視してはいけない。
もっとも、民間の警備会社がイラク国民を射殺しまくっても、一切イラクの国内法では裁かれず、また本土に置いても非合法扱いを受けない現状を作り出してしまったアメリカ合衆国には、何を言ってもはじまらないのであろう。