こんにちは はるるです
映画は好きなので、時間があればよく観てるのだけど
6月末に観たBBCのリーマンショックの全貌というか、
最後の破綻までの綱渡り交渉の数日間は、
こっちが観てても胃が痛くなるというか、
当事者なら、胃から血が噴き出しそうな感じでした。
リーマンブラザーズの人間ならば、全身の血の気が引いて、
それこそ黒髪が一夜にして白髪になるどころではなく、ジョーの灰になっちまった状態だと思うのだけど、
あの最後の決断は世界中を暗黒に陥れてしまいました。
神は大鉈を振るい落したって感じ。
ちょっと感想を書こうかと思います。
「リーマンブラザーズ 最後の4日間」
2008年秋に始まった世界金融危機を象徴する、米国の大手証券会社《リーマン・ブラザーズ》の崩壊。
4番目の大きさを誇る証券&銀行。
それに至るまでの内幕に迫った英国のTVムービーです。
Huluにもあるかと思うけど、私はAmazonプライムで観ました🎥
世界金融危機からほぼ1年後の2009年9月に英国BBCで放送。
1時間ドラマ。
2008年9月12日の金曜日。
NYのタイムズスクエアにあるリーマン・ブラザーズの本社に激震が走る。
米国第4位の規模を持つ証券会社・投資銀行であった同社だが、
前年に発覚したサブプライムローン問題の影響で、同年6~8月期の純損失が39億ドルにも達したと判明したから。
それから同社が倒産するまでの4日間、
同社の経営陣は合衆国政府などに救済を求めながら何とか社の延命をめざしたが、
同社の株価の急落を止めることはできなかった。
しかしその背後には金融界や米政府を含む、様々な思惑がうごめいていた……。
実話に基づき、歴史に残る数日間をリアルに再現した衝撃の実録ドラマ。
ひどい目に遭った人は今でも見る気はしないだろうけど・・・
映画の中にこんな会話があった。
リーマンのCEOが破産手続きの準備をするように弁護士に言ったら
「政府がリーマンを潰すはずはありませんよ」
信じられない面持ちのハービー・ミラー弁護士は、マンハッタンを見下ろす31階のファルド氏のオフィスに足を踏み入れながら答える。
「アメリカ合衆国政府がつぶれるようなものです。
ローマ市がバチカン市国を日本に売ってホテルを建てさせ、
法王様をポーターに雇うようなものです」
と。
……法王様を、ポーターに🤪
なるほどね。
仕事はするけど、リーマン助けないとかあり得んだろ…と思ってる
ハーヴィー・ミラー(破産専門弁護士)
あり得なさを表した、いいセリフですね。
NY連銀の役員室では、ガイトナー総裁がウォール街のCEO達を集めてリーマン救済の話をする。
みんな固まった顔。
初回の会合にはポールソン財務省財務長官・(元ゴールドマン・サックスの人)が出席。
絶対にアメリカ合衆国が救済の手を差し伸べるだろうって、みんなどこか頭の隅で考えてたけど、
いや無理無理!公的資金はぶち込めない!と頑なに断られる。
ティム・ガイトナー(ニューヨーク連邦準備銀行総裁)も同じく助けないと。
火の粉が舞う会合は、明日は我が身のCEO達にとっても腹切り問題。
支援行はない。
助けて泥船と心中したくないし、かと言って知らん顔は出来ない、
どちらにしても身を切るような大損失の痛手は避けれらない。
会社を売ろうとやりとりするが無残な結果に。
リーマンをつぶしたくないし、格安で売るのも絶対イヤな😭😭😭
ディック・ファルド(リーマン・ブラザーズCEO)、
バート・マクデイド(リーマン・ブラザーズCFO)。
他よりはマシだし、逃げ出すわけにもいかないと考える💦
ロイド・ブランクファイン(ゴールドマン・サックスCEO)
ジェイミー・ダイモン(JPモルガン・チェースCEO)
助け合いなんて放っておいて、こいつらから抜けたい!と思う💨💨💨
ジョン・マック(モルガン・スタンレーCEO)
リーマンの次にヤバいのは我ら、手を打たない!💦💦と焦るのが
ジョン・セイン(メリルリンチCEO)
グレッグ・フレミング(メリルリンチCOO)
二束三文での買収狙いをはかるのが💰
ケン・ルイス(バンク・オブ・アメリカCEO)
他よりはマシだし、逃げ出すわけにもいかないと考える💦
ロイド・ブランクファイン(ゴールドマン・サックスCEO)
ジェイミー・ダイモン(JPモルガン・チェースCEO)
助け合いなんて放っておいて、こいつらから抜けたい!と思う💨💨💨
ジョン・マック(モルガン・スタンレーCEO)
リーマンの次にヤバいのは我ら、手を打たない!💦💦と焦るのが
ジョン・セイン(メリルリンチCEO)
グレッグ・フレミング(メリルリンチCOO)
二束三文での買収狙いをはかるのが💰
ケン・ルイス(バンク・オブ・アメリカCEO)
ロバート・ダイアモンド(バークレイズCEO)
などなど。
サブプライムローン……
返せそうもない人(審査も甘くそれもすごい数の人らに)に無理にお金を貸して家を買わせました。
投資機関や投資家が「住宅ローン債権」
返せそうもない人(審査も甘くそれもすごい数の人らに)に無理にお金を貸して家を買わせました。
投資機関や投資家が「住宅ローン債権」
つまり「住宅ローンの支払い(返済金)を受け取る権利」を欲しがったから、それを無理にでも作る必要があったそう。
当初は「住宅ローン債権」は利子がおいしくて安全な金融商品だったのです。
リーマンは何で倒れたのかと言うと
「住宅ローンの支払いを受け取る権利」をせっせと買い集め、束ね、他に売り付け…回しているうちに抱え込みすぎました。
当初は「住宅ローン債権」は利子がおいしくて安全な金融商品だったのです。
リーマンは何で倒れたのかと言うと
「住宅ローンの支払いを受け取る権利」をせっせと買い集め、束ね、他に売り付け…回しているうちに抱え込みすぎました。
はたと気が付いた時には、ゴールドマンやJPモルガンは撤退済み💨
誰も欲しがらない大量の「住宅ローン債権」は資金繰りの際の担保にもなりません。
結局、運転資金が尽きて→事業が継続できず→破産となったのでした。
4日間の緊張。
ありえないことがあり得るのがこの世界。
まぁこんなもんだったのだろうと予想がついたけど、政府関係者の思惑を描いてるとこがないので
もっとそこも加えたら、複雑なドラマになったと思う。
予算越えちゃうか笑🤣
悪あがきをもっとするのかと思ったら、ほんとに秒読みで葛藤がなんだか足りなかった気もした。
でも逆にそれがリアルなのかも。
あの時間の中ではムリか。
中に説明はあるけど、サブプライムローンの前知識があって見たほうがいい。
負債総額は最終的には約64兆円という史上最大の倒産劇→世界的金融危機を招いた。
まったく金融知識のない人には、かなりわかりにくいドラマかも。
それにしても証券のトップの人ってパワーが違う。
ギラギラ度がハンパなくて、ゾッとしちゃった。
ウォール街は向社会的サイコパスがしのぎを削ってトップに這い上がってきて集結してるのかもね。
人の割合で言うと100人あたりに1人~2人がサイコパスが混じってるそう。
貪欲で、エネルギッシュで冷徹で人を蹴落としていくぐらいは朝飯前で。
サブプライムローンの実態を知れば知るほど、銀行のやってることは詐欺集団となんら変わらないし。
怖くて近寄れませんW
実話に基づく半ドキュメンタリーだけど、もちろん本人ではなく、俳優さんたちが演じてるわけですが異常な世界がみえてきます。
日本では数百万溶かした人はたくさんいただろうなぁ。
私の周りでも数千万失った友達がいる。
そういう人もゴロゴロいたのかも。
大和の保険屋もダメになった。
野村もひどかったのかな。
夫の古い友人にも証券マンがいたから、あの頃は余波でたいへんだっただろうな。
リーマン以来ずっと給料が下がったままの友人もいるし、景気下降し長い影響が続く日本。
何年も経過してなので、ふむふむと思いながら冷静に観れました。
リーマンショックでは、そういえばアイスランドも大打撃を受けて経済国家が崩壊しました。
日本みたいにずっとひきずったわけではなく,数年後にはなんとかV字回復を果たしました。
アイスランドはもう死んだとみんな思ったのに。
ほんと良かった。すごいですね、アイスランドの底力。
これもびっくりなことでした。
今また、あちこちでバブルが始まってる。
金融崩壊前の打ち上げ花火みたいなのが最後の最後にまたあるという……。
あるとしたら、この規模以上になるのか?
もう繰り返さないよう願うばかり。
それではまたね