映画『ユナイテッドステイツVSビリーホリデー』とサザンオールスターズ『星空のビリーホリデー | 独身アラフォーの実家ぐらし。

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吾輩は41歳独身実家暮らしOLである。

結婚願望はまだ‥‥‥ある。


映画見ました。


画像は公式HPより




ソウル&ブルースを感じる作品でした。

ストーリーは…私には難しかったです。

アメリカという国の歴史を知らないと

ストーリーの奥深さが理解できない

作品かもしれません。


人権。

アメリカでは多くの犠牲のうえに勝ち取ったものだから、日本とは人権の重みが違い、侵害されるようなことがあれば徹底的に抵抗して何があっても守らなくていけないものなのだと思いました。

ストーリーは、詰め込みすぎ盛りだくさんというというか。

テーマは「人種差別」と「ジャズ」。

この2本柱に、夢や愛、ドラッグにFBI、DVに裏切り、貧困や孤独等の要素が絡み合ってきます。


見る前までは、天才ジャズシンガー(ビリーホリデイ)が黒人の人権のために命を削って闘う(歌う)という英雄的且つ人権運動的な話かと思っていたんですよ。

そしたら主人公は酒とドラッグに溺れ、異性関係にも問題があるような人。私はビリーホリデイには共感できなかったです。それは私がアメリカ人じゃないからかもしれないし、黒人じゃないからかもしれないし、ましてや何かの才能があるわけでもないからかもしれないし。孤独でもなければ、幼少期の壮絶な体験もない。


全てが違うから、

全てに共感できませんでした。


だから逆にとても印象に残る作品でした。

綺麗事だけではなく弱さや醜さも描かれているから圧倒的リアルを感じました。




当時、アメリカ南部で歌うことが

どれだけ危険なことだったか。

それがどれだけ黒人達へ希望を与えることになるか。

命を賭して行ったのがビリーホリデイです。



私の中のビリーホリデイは

華やかな世界にいながら孤独な女性。

称賛されながら人種差別の被害者。

強い信念で巨大な組織とたたかいながら、弱い自分ともたたかっている。


二面性にもがき苦しみながら

死ぬまでたたかい続けた女性だと思いました。




で、突然ですが私

初期のサザンオールスターズが好きなんです。

サザンの「星空のビリーホリデイ」という名曲があります。


これ、ビリー・ホリデイのことだったんです。

今まで歌詞の意味がは???でしたが。

映画を見た後は、完全に理解しました。

名曲!!


歌詞載せときます↓


Billy 夢見るような Lady
心に残る恋人
So-long お前の事が今でも
忘れられない

Babe あの頃見た Glory
孤独な黒い肌の Blues
Billy 涙に濡れて歩いた日
誰も知らない

不思議な運命(さだめ)の中で
二つの世界に生きてた女性(ひと)
華やかに Blues 悲しみに Jazz で
Cry…cry…人知れず消えた

Baby 独り言のように
つぶやくお前のメロディ
Baby 流れ星が舞う夜空で
俺を見つめて

Billy 落ち込みがちな夜にこそ
声を聞かせて

いけないケムリと水で
その身をけずり落としてまでも
胸にしむ Blues いたいけな Jazz で
Cry…cry…酔いしれたままに

Billy 夢見るような Lady
心に残る恋人
So-long 黄昏を歌に秘めたら
Woo......

You still remain on my mind.
Woo......


PS エンドロールの曲がかっこよかったので曲名を知りたいのですが‥YouTubeでも見つけられませんでした。知っている方いらっしゃれば教えて欲しいです。