私が離人症だと気づいたのは、23歳の時です。
それまで、自分が離人症だと思いもしていなかったですし、離人症という病気があるとも知りませんでした。
そして、それが精神病の一種だと知った時は本当にショックでした。
23歳の新入社員だった私は先輩と仕事仲間のスタッフさんたちと談笑していました。
その時、ふと離人症の症状が現れて、ぼーっとしてしまいました。
普通に会話をしていますが、複数人の人がワイワイと話をしていると、私はその場にいても、1人だけテレビでその様子を見ているような感覚になるので、ついボーッとしてしまうのです。
様子がおかしな事に気付いた人が
「あれー?話きいてたー??」と笑いながら聞いてきました。
なので、わたしは
「あ!すみません!いまボーッとしちゃって。なんか、時々なりません??自分が自分じゃないみたいになるやつー笑」と笑いながら返すと
周りの人たちが「え??」「いや、ないけど」「どういうこと??」みたいな反応でした。
わたしは離人症状は、みんなボーッとするとかウトウト眠くなると同じ感覚でみんなにあることだと思っていて、
まさに、よく言う「ボーッとしてたら」というのは離人症が出ている時だと思っていました。
スタッフの人から「疲れてるのかもよ??休んだら??」「そんな症状聞いたことないし、なった事ない」と口々に言われ、初めて自分が普通ではないと気付いたのです。
そして、家に帰って私ははすぐにネットでこの症状を検索する事になるのです。