やっと夜のねんねに入ったと思ったら、

突然泣き出したり、遊びだしたりすることのある赤ちゃん。

 

ネントレが軌道に乗り始めたと思っても、

この悩みがなかなか解決できないことがありますよね。

 

また、一度は一晩中寝るようになった赤ちゃんでも、

ちょっとしたきっかけで夜の睡眠のバランスが崩れ、

生活リズムが崩れることも。

 

ネントレ中なので抱っこや授乳以外の方法でもう一度寝かしつけたいけれど、

どうしたらいいか分からないママパパも多いのではないでしょうか。
 

この記事では、

  • ネントレを実践中で、赤ちゃんが夜中起きてしまうことに悩んでいるママパパ
  • ネントレについて気になっていて、夜中起きたときの対処法を知りたいママパパ

に向けて、ネントレ中赤ちゃんが夜中起きたときの原因や対処法を分かりやすく解説します。

ネントレ中に夜中起きるのには理由が!睡眠のしくみ

ねんね双子

「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」

睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があるのは

なんとなく知っているママパパも多いのではないでしょうか。

 

レム睡眠は浅い眠りノンレム睡眠は深い眠りです。

私たち大人は、眠っているとき、この2つの睡眠90分周期で繰り返します。

起きたときに「もっと寝ていたいな」と目覚めがよくないときは、

ノンレム睡眠からの目覚めになります。

 

一方、レム睡眠のときに起きれば、すっきりと目を覚ますことができます。

赤ちゃんの睡眠のしくみは?

赤ちゃんの場合、大人の睡眠サイクルと同じではありません。

新生児のころは、

レム睡眠に相当する「動睡眠」と

ノンレム睡眠に相当する「徐波睡眠」を、

40~50分の周期で繰り返します。

 

そして昼夜の区別なく寝たり起きたりを

40~50分の周期で繰り返します。

 

やがて生後3ヶ月ごろから、

昼間はおきて夜は寝るという

「概日(サーカディアン)リズム」というものができ、

睡眠周期も50~60分に伸びて、大人のリズムに近づいていきます。

 

睡眠が切り替わるときに起きる

赤ちゃんは寝るのがまだ上手ではないため、

深い睡眠から浅い睡眠になったときに、

そのまま目を覚ましてしまうことが頻繁にあります。

 

1歳半までは、レム睡眠の時間が全睡眠時間の約半分で、

大人よりも目を覚ます時間が長くなっています。

 

2歳を過ぎるころになると、大人の睡眠サイクルに近づき、

目覚めやすい時間が短くなります。

大人の睡眠に近づくから起きることも(生後6か月以降)

生後6か月ごろから急に夜中起きるようになる赤ちゃんがいます。

生後6か月の赤ちゃんには、2つの大きな変化があります。

 

1つ目は、運動能力の向上です。一人座りや寝がえりができるようになり、

行動範囲が広がってきます。

 

2つ目は、浅い眠りと深い眠りを繰り返す大人型の睡眠に変わってきます。

 

この2つが原因となり、睡眠の切り替え時に急に起きて動き回ったり、

泣いたりすることがあります。

 

この場合、少し様子を見ると落ち着いて眠ることもあります。

寝るのが苦手な赤ちゃんも

ねんねがスムーズかそうでないかは、

赤ちゃんの「個性」で、その個性を決めるのは、

半分は遺伝、半分は環境と言われています。

 

寝るときの環境の変化に敏感で、

ちょっとしたことでも気になってしまう赤ちゃんもいれば、

何もしなくても自分で寝てしまう赤ちゃんもいます。

 

生まれつき寝付きが悪い赤ちゃんの寝かしつけはとても大変で、

ママパパがストレスを感じてしまうことも多いですよね。

 

寝かしつけの方法をいくつか知っておくことで、

少し改善されることもあるので、焦らず試してみることをおすすめします。

 

ネントレ中に夜中起きてしまうその他の原因

ねんね

昼間に眠りすぎている

新生児でも、

昼間は多少目を覚ましている時間を作ることがおすすめです。

 

授乳の後に、1時間~1時間半程度、話しかけたり遊んだりして、

起きているお手伝いをしてあげるとよいでしょう。

月齢が進むにつれて、お昼寝の時間を少なくしていくようにしましょう。

昼間の授乳量が足りていない

昼間の授乳量が足りていないと、

夜お腹がすいて泣くことが多くなります。

 

授乳量が足りているかどうか、

育児に慣れるまでは育児ノートやアプリで記録をとっておくのがおすすめです。

 

離乳食が足りていない

離乳食をあまり食べていないのに、

急に授乳量を減らすと、

夜にお腹がすいて起きてしまうこともあります。

 

授乳と離乳食の量を調節しながら、

昼間必要な分の栄養をしっかりとれるとよいでしょう。

モロー反射の影響(特に6週未満)

6週未満の赤ちゃんは、

モロー反射が強く、

腕や足をピクリと動かしたせいで目を覚ますことがあります。

 

おくるみやブランケットで、

安全性に配慮しつつくるんであげることで対処できる場合があります。

布団やシーツの寝心地

布団やシーツの寝心地に敏感な子は、

シーツのよれやズレで起きてしまう子もいます。

 

また、いつも使っている寝具と違うものだと頻繁に起きてしまう子もいます。

室温・湿度の不快感

布団を足で蹴ってしまって寒くなってしまったり、

掛けすぎで熱くなってしまったりすると、

寝苦しくて起きてしまうことがあるます。

 

スリーパー等もうまく利用しつつ、

赤ちゃんにとって寝心地がよい温度にしておくことが理想的です。

外部からの音や光

外の車や電車の音や、話し声、窓から入る街頭の光、

パパの帰宅音などで起きてしまう子もいます。

 

できる範囲で睡眠環境を整えておきましょう。

体調不良による不快感

熱がある、のどが痛い、鼻がつまっているなど、

体調不良によって起きてしまうこともあります。

 

いつものと様子が違うようならば、体調不良の可能性があります。

ネントレ中夜中起きてしまったときの対処法

ねんね

 

 

続きはこころラボコラムでお読みください。