「上の子の甘えがうっとうしく、以前のように可愛く思えない」
「上の子の世話がわずらわしい」と感じることがありませんか。
これらは多くの場合、
一過性であるいわゆる「上の子かわいくない症候群」と呼ばれるものであることがほとんどです。
今回の記事では「上の子が可愛くない」と感じたときの対処方法をまとめました。
心あたりのある人は、ぜひご一読ください。
「上の子可愛くない症候群」の起こる時期
「上の子可愛くない症候群」は、珍しいものではありません。
人によっては第二子以降の「下の子」の妊娠中から起きるケースもあります。
こんなことに心当たりはありませんか?
- 赤ちゃん・幼児である下の子のお世話で忙しいとき、上の子に「しつこい」「うっとうしい」と感じてしまう
- 下の子に意地悪をして、幼く甘えてくる思わず上の子を可愛く思えない
- 上の子の「赤ちゃん返り」にイライラする
「私もときどきある」「思い当たる節がある」という人は多いのではと思います。
以下に、第一子(上の子)の年齢別に、よくある例をまとめました。
上の子が3歳、もしくは未就園児の場合
兄弟姉妹の年齢差が少ないときは、
特に育児が大変なものです。
トイレトレーニング、離乳食作り、オムツ替え、母乳・ミルクなど、
さまざまな要求に完璧に応えようとして疲れていませんか?
この時期は、どんな人でも子どもの面倒でいっぱいいっぱいになりがちです。
そんな心身の疲れが「上の子、可愛くない」という気持ちを呼び起こすのです。
上の子が年少さん~年長さんの場合
上の子が幼稚園や保育園の「年少さん~年長さん」になると、
言葉が増えて感情表現が豊かになってきます。
注意を惹きたくてママに生意気な口をきいたり、
下の子に意地悪をしたりといったことがあるでしょう。
つい不安になって、赤ちゃん返りがしてしまうかもしれません。
そんな姿を見て、疲れてしまうのはあなただけではありません。
上の子が小学生以上の場合
小学生以上になると、生意気に思える言動が増えます。
しかし子どもの根底にあるのは
「下の子同様にかまってほしい」
「もっと私・ボクを見てほしい」といった、
愛情を求める気持ちです。
とはいえ下の子の世話は、手間がかかるもの。
余裕がないときは、
お兄ちゃん・お姉ちゃんの我がままを「可愛くない!」と感じてしまうこともあるでしょう。
「上の子可愛くない症候群」の解説
このような「上の子可愛くない症候群」はなぜ起きるのでしょうか?
それには女性の体の仕組みが大きく関係しています。
女性には、月に一度の月経があります。
月経の前後にはホルモンバランスが崩れやすくなり、
心身の不調を感じやすくなるものです。
女性ホルモンが不安定になりやすい、妊娠中、
赤ちゃんのお世話で不眠がちな産後、
そして更年期が近づく40代は特に注意が必要です。
また、「育児」は、心身ともにエネルギーを使うものです。
母親である自分を頼らざるを得ない「下の子」と、
成長途上にある「上の子」では、
どうしても下の子の世話の比重が大きくなります。
「上の子可愛くない症候群」は、育児疲れの現れという側面もあると言えるでしょう。
「上の子可愛くない症候群」を和らげる方法【4選】