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ママと子どものための心の相談室
こころラボ代表
公認心理師*臨床心理士YUKAです。
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子どもが泣いていると
「早く泣き止ませないと」と思いますか?
電車の中であったり
静かにしている方が好ましいような環境では
「早く静かにさせなくては」
というプレッシャーをママが感じることもあるでしょう。
そのような状況ではなく
例えば家で、公園で、など、
ある程度にぎやかであっても大丈夫な環境で
子どもを泣かせておくこと
どう感じますか?
環境に関わらず、
子どもが泣き止むようにするのが親の務め。
多少であれば泣いていてもいいが、
長時間泣かせるのはよくない。
好きなだけ泣けばいい。
他にも色々な考え方、感じ方があるでしょう。
そして、それぞれに異なった理由となる背景があることでしょう。
特に男の子であると、
「人前で泣くのは格好悪い」
「簡単に泣くのは男らしくない」
などといった性差による異なった扱いを受けることもあるかもしれません。
子どもの心の成長という観点からみると、
子どもを泣かせてあげることはとても大切な役割があります。
「泣く」という行動の裏側には
子どもの様々な想いが隠れています。
それをどう表現していいのかわからないもどかしさ。
悔しさ、悲しさ、怒り、驚き、苛立ち、そんな気持ちが隠れています。
それらをどう表現していいのかわからない子どもは
まず泣きます。
それらの感情を発散するために、
周りに訴えるために泣きます。
この時、周りの大人が「泣くもんじゃない」
という態度で接していると、
子どもは自分の気持ちを「受け入れられなかった」と感じるでしょう。
そして「(悪い)感情を持つことは良くないこと」と思うようになるかもしれません。
また、子どもが泣いている時に、
気持ちを受け止めてもらい、
大人に「悔しかったね」
「痛かったね」「辛かったね」などと
その時子どもが体験している感情や体験を言葉にして言ってもらうことで
子どもは感情を適切な方法で表現すること
(その気持ちにぴったりと合った言葉で表すこと)
を学びます。
子どもに泣くチャンスを与えなかったら
その時子どもが体験している気持ちを
適切な言葉で表現できるようになる力も
なかなか育ちません。
自分の感情をコントロールしていく上で
まずは自分の感情に気づき、
それを言語化する、
客観的に捉えられる、
そして自制する、
というステップが必要ですが、
その初歩段階にある
「自分の感情に気づく」ことや「その感情を言語化する」ことが出来ないと
感情コントロールはとても難しいこと、
となってしまいます。
そして、最後に
周りの大人にあやしてもらわないと泣き辞めない子どもは
周りの大人に依存的になります。
これは想像しやすいでしょう。
自分で自分の行動(泣いている)を終わりに出来ない。
自分で自分の気持ちを切り替えられない。
となると、
感情の波が来る度に、
感情を落ち着けることを周りに手伝ってもらわないといけなくなります。
これは、避けたい事。
感情を発散するために
共感してもらう体験のために
適切な感情の言葉を学ぶために
自分の感情をコントロール出来るようになるために
自分で行動や気持ちの切り替えが出来るようになるために
子どもの間に「泣く」経験をたくさんさせてあげてくださいね。
何かお気づきの点があったら、ぜひフィードバックしてくださいね。
みなさんの声を聞かせていただくのを楽しみにしています。
今日も読んでくださりありがとうございました。
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