「子どもを怒らない育児
褒めて育てる育児」
なんて言葉をよく耳にします。
そうか。
子どもはダメなところを怒ったり注意をしないで、
良いところを褒めて育てないといけないのか。
と思っているママ。
ごめんなさい。
それも違います。
私は子どもを叱ることは大切だと思います。
人間社会で生きる上で、
物事の善し悪しや
そのコミュニティーにおいてのルールやマナー
人間が産まれながらにもっていない
教えてもらって初めて知ることもたくさんあります。
事前に伝えておくことがもちろん大切ですが、
何か起こってしまってから
教えなければいけないと気付くこともたくさん。
ですので「叱る」ことが必要なことは
子育てをしていく上であると思います。
ひとつ大切なのは
「叱る」と「怒る」ことの違いを意識して
「叱る」ことをすることです。
「叱る」と「怒る」の違い、説明できますか?
簡潔にのべると、
「怒る」のは自分の感情を爆発させる/
表現することであり、
その目的は自分の感情発散であること。
つまり、子どもの行動でイライラ!
↓
そのイライラを子どもにぶつける
ということです。
「叱る」というのは
相手のために、相手のことを考えて諭すこと。
つまり、子どもが危ないことをしている!
↓
それがなぜ危険な行為なのか子どもがわかる言い方/
表現で伝える
ということです。
この違いからも、
怒ることが子育てで不適切であろうことは想像できます。
さらに付け加えると
怒られた子ども側がどんな体験をしたかという視点から
こんなことも言えます。
なんだかわからないけど遊んでいたら
ママが急に怖い顔になって大きな声で怒られた。
↓
ママが怖いからごめんなさいを言ったら
ママが怖い顔じゃなくなったからよかった。
このように、
怒られた子どもというのは、
その恐怖に対しての反応しかしていないのです。
人間は本能的に恐怖に対しては逃避する戦うかの二択です。
戦う反応は、お子さんが少し大きくなったら出てくると思います。
小さいお子さんですと、たいていの場合が逃避。
この恐怖から逃げることが優先されます。
なので、
ママが怒った時に物理的に逃げていなくなる子もいるでしょう。
笑って(へらへらして)ママも笑わせようとする子もいるでしょう。
泣いたらママがあやしてくれることを知っている子どもはママに負けないくらい大きな声で泣くでしょう。
ごめんなさいを言えばママが落ち着くことを知っている子はさっさとごめんなさいを言うでしょう。
これらの行動は全て
ママが怒っているという怖い体験から
逃げるため(終わらせるため)の行動なのです。
このようにして終わらせたプロセスで、
子どもはどうして怒られたか、
何がいけなかったのか、
次にどうしたら怒られないのか、
なんてことは当然理解していません。
なので、子どもは同じような行動を繰り返すのです。
それでは、叱るのはどうしたらいいでしょう。
- まずはママが感情コントロールをすること。
感情をぶつけていては子どもに伝えたい内容が伝わりませんからね。
- 子どもがわかる言い方・伝え方で表現する
- 子どもを叱るのではなく、限定されたその行動のみを叱るようにする。
何度も繰り返しているかもしれませんし、
同じようなことで叱られたばかりかもしれませんが、
「今、そのことだけ」に焦点を絞り伝えることと、
「子ども自身」ではなく
「子どもの限定された行動」について叱ることが大切です。
行動が認められないものであったとしても、
子どもを否定するような表現は
子どもの自己肯定感を傷つけてしまうので
避けたいですからね。
今週一週間で、
お子さんを怒ってしまったことありましたか?
ママも人間ですから感情はあって当然です。
感情豊かなママに育てられるこどもは
情緒豊かになります。
ですから、怒ってしまったことを100%ネガティブに捉える必要はありませんが、
子どもの心の成長を考えると
「叱る」回数を増やしていってあげたいですね。
こんなことで怒ってしまった。
でも、思い返すとこんな風に叱ることが出来たな。
そんなことを考えてみてください。
事前にシュミレーションをしておくことで、
実際に似た状況が訪れた時に
出来るようになりますよ。
よかったら、その考えをシェアしてくださいね。
何かお気づきの点があったら、ぜひフィードバックしてくださいね。
みなさんの声を聞かせていただくのを楽しみにしています。
今日も読んでくださりありがとうございました。