ママが自信を持って子どもと関わる土台を作る、ママのセラピストマインドを開花させる専門家YUKAです。
「ダメでしょ!」
「何やってるの!」
「やめてって言ったでしょ!」
子育て中のママは、何十回(何百回⁉︎)もこのフレーズを言っていると思います。
こんな風にママが怒った時、お子さんはどんな反応をしていますか?
・ママの声にビクッとする
・泣き出す
・逃げる
・ママ〜!と抱きついてくる
・ヘラヘラ笑う
・ママをチラ見しながら続ける
・ごめんなさい、と謝る
お子さんのタイプによって、シチュエーションによって様々な反応があると思います。
ママの意図としては、してはいけないこと、して欲しくないことを教えたい/わかって欲しい/覚えて欲しい、ということがあるでしょう。
でも、同じことで、同じようなことで、何度も何度も
「ダメでしょ!」
「何やってるの!」
「やめてって言ったでしょ!」
を繰り返していませんか?
それは、子どもがママの意図を理解出来ていないからです。
ママが怒った時、上のような言葉を発している時、ママの顔はどうなってますか?声はどうでしょう。
・怖い顔
・大きな低い声
・威圧的な態度
そんないつもと違うママに、子どもはビックリして、恐怖を感じて、怒られている内容にまで注意を向けることが出来ないのです。
だから、その恐怖に反応したり、とりあえずママが怖い顔でなくなることをするのです。
・ママの声にビクッとする
・泣き出す
・逃げる
これら3つは、恐怖に対する反応。
・ママ〜!と抱きついてくる
・ヘラヘラ笑う
・ママをチラ見しながら続ける
・ごめんなさい、と謝る
これらは、ママが怖い顔でなくなるための、子どもなりの努力の表れ。
ごめんなさいという言葉は、ママの意図も自分の期待されている行動も理解した上で謝っていることもありますが、(特に低年齢においては)理解していないけれど、ごめんなさいを言えばママが怖い顔じゃなくなるから、という理由でごめんなさいを言っていることが多々あります。
怒られてるのにうちの子ヘラヘラしてて、なんて相談もたまにありますが、それはきっと、ヘラヘラ笑うとママの怒る気力が失せてママが怒りモードOFFになるのを子どもが知っているか、自分が笑うことでママも笑顔になってくれないかな、という子どもなりの工夫かもしれません。
ママがいつものママに戻ることに全力を注いでいるので、ママが怒っている理由を理解しよう、なんてゆとりはないのです。
だから同じことを何度も繰り返し、ママも同じことで何度も怒ることになるのです。
こんな怒ることを繰り返していたら、子どもはどうなるでしょう。怒られないように、ママの顔色だけを見て、自分が何をしたいということから行動をするのが難しい、指示待ち人間になってしまう危険性もあります。
これまでの社会であれば、きちんと指示をこなせる人はそれはそれで評価を得られていたこともあると思います。
しかし、私たちの子どもが大人になる未来は、AIが大抵の単純作業は担っているでしょう。
人が出来ることは何か?それは、自由な発想からの創造がポイントになってきます。
だからこそ、私たちは子どもの個性を大切に、その子ならではの発想力を大切に育みたいのです。
それでは、やめて欲しい行動があった時にはどうしたら良いのでしょうか。
怖い顔や大きな声(子どもを脅かす要素)ではない、淡々とした態度で接することです。
そして、出来れば行動が起こりそうとママが予想した段階で、事前にお約束をしてください。
☆例☆
走り回るのが大好きな子をショッピングモールに連れて行く時
☆モールに着いたら☆
今日は○○のお買い物に来たよ。○○くん、走るの大好きだから走りたくなっちゃうかもしれないけど、ここ(ショッピングモール)では手を繋いで歩いてね。
たくさわの人がいるから、走ったらぶつかったりして危ないからね。
3回お約束守れなかったらお家に帰るからね。
☆走ってしまったら☆
○○くん、お約束憶えてる?
ここでは歩くんだったよね。あと2回お約束守れなかったらお家に帰るからね。
☆3回走ってしまったら☆
○○くん、3回走っちゃったね。
お約束したから、今日はこれでお家に帰ろうね。
こんな感じです。
ポイントは、
1. 否定語をなるべく使わない。脳は否定語を受け止めにくいので、「走らないでね」といつ言葉は「走る」という方に理解がいきがちなので、子どもの脳には「走ってね」と聞こえてしまうのです。
2. してはいけない理由もきちんと事前に説明しましょう。子どもも、理由がわかれば納得して、行動をコントロールしようというモチベーションになります。
3. 約束を守らなかった時のルールを事前に決めておく。これは、話し合いで決めることができれば、さらに子どもは約束を守ろうとします。
4. 約束を守れなかった時も、大声や怒った態度ではなく、淡々と約束のリマインドをして、告げてください。
5. 約束はママも必ず守ってください。帰ると事前に決めたら、絶対に帰る。子どもが泣き喚くから、と約束(家に帰る)をママが守らなかったら、子どもは泣き喚けば、自分の思い通りになる、と学習します。そして、今後泣き喚いてママをコントロールしようとします。それに、約束守って!と言っているママ自身が約束を守らないと、説得力ないですよね。
ただし、例外があります。
子どもの生命に危険が及んでいる時、重大な怪我や事故に繋がりかねない時、そんな時は大声でもいいので注意してあげてください。
車道に飛び出そうとした時、キッチンの火を触ろうとした時、コンセントのプラグにクリップを挿そうとした時、
そんな時はダメ、ではなくてなるべく短い単語で危険であることを伝えてください。
「危ない!」
「熱い!」
「痛い!」
など、どうしてか、どうなるかわかる短い単語がいいです。
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