あなたの欲張りをかなえる!うさくま堂デザイン竹村由佳です。
9月に入り、「デザインの仕事」というものが世の中から注目を集めていますが、東京オリンピックのエンブレムのデザインは、使用中止の決定がされましたね。
お昼食べながら「ミヤネ屋」見ることが多いですが、速報で取り上げていました。
あれから5日経ち、報道も落ち着いては来たものの、既に印刷したエンブレムへの対応や、都税だけでも4000万円を超えることが問題となっており、バイラルメディア系では未だ話題が続いています。
私自身は、あのエンブレムを発表された時は「海苔っぽい?何か日本の伝統工芸展っぽく見える。招致の桜のほうが合っているのでは…」と、デザインそのものや考え方は嫌いではないが、オリンピックの目的には合ってないと思うのは、個人の感想。
その後、ベルギーより訴訟が起こる事態となりましたが、パクっているか否かは裁判が決めることで、周りはパクリパクリと如何なものかと思います。
Facebookに流れてきたバイラルメディアが、展開例で使った写真が盗用ではないかとした時、著作権と絡めて持論を書きました。
ロゴ事態のパクリかどうかの話ではないことを前提としているにもかかわらず「パクリはだめでしょ」と噛み付いて来た方もいました(笑)
実際、パクリかどうかなんて、佐野さんの頭の中にあることを、作品が似ている似ていないで勝手に判断するのはどうかと思います。
ただ、展開例で許可なく写真を使った理由が、プロのデザイナーとしてはお粗末で甘すぎます。
実際、素材集等を利用して作品作りや仕事を行うことは多々あります。
でもそれは、商用利用を認められたものを購入したり、フリーで商用利用可能なものを使うのが前提。
トートバックしかり、母校のポスターしかり。
どうして使用許可をいただき、購入できないんでしょうかね。。。恥ずかしいですね。
個人で細々とやってるデザイナーでさえ、素材集買ってますし、会社に所属していた時は「アマナ」「アフロ」等のストックフォト会社と契約もしていました。
ましてやオリンピックのエンブレムをデザインするような方&その事務所なら…
以前仕事をしていた時、新聞社からの取材を受けた時のものを、印刷に使う話がありました。商用利用にあたるため、新聞社へ使用料を払わないといけないのです。
しかしながら、肖像権は自分たちにあるのだから…との言い分を、説得するのに苦労しました。
そう感じることは一般的な感覚かもしれません。
でも、デザイナーとしてモノを作って世の中に出すのであれば、慎重になるものではと思います。
パクっているかどうか、似ているだけなのか…頭の中のことはデザイナーの良心ありきではありますが、著作権を守り、必要に応じて許可を得て使用料をお支払いするという、法的なところはまず守って欲しいですし、私自身もチェックを怠らないようにしています。
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現在、気軽に名刺を作っていただけるよう、数十種類のテンプレートを作成しています。もちろんパクってないですが、これだけ数があると類似するものも多々あります。
雰囲気が似ているだけなのはやむを得ないとして、全く同じようなものになっていないかは、ひとしきりチェックをしているところです。