ごきげんさまです。

4台あるミシンのうちの1台を手放す。しかし、残りの3台は無理だった。

 

手放した1台は、30年前のモノだが、なんでもできて高性能、わざわざフットレバーも取り寄せて使い勝手を良くした。ボタン付けもできる。正確に言えばそのためだけに取っておいた。しかし、ものすごく重い。テーブルに乗せることはもはや無理。今回諦めて手放すことにした。息子が売りたいというがあまりの重さに彼も諦めた。本当は重いから安定して縫えるのだがポータブルとしては、かえってよくない。

 

残りの3台、ニットソーイングを習っていた時のモノ。なんでものめり込むとまっしぐらな性格。仕事もあり教室へ週一回しか行けないから家で縫うからと買ったモノ。そのせいで皺寄せが空間にも、時間にも、お金にも、人間関係にも出てしまった。

 

生徒さんで、定年で時間の余裕がある人たちは、決してミシンを買おうとしなかった。置き場所と自分が死んだ後の処分に困るからと、そして教室に来る口実も欲しかったのかもしれない。今となってはよくわかる。

 

また洋裁をしたいと思えば教室に通えば良いとも考えた。しかし、教室はニット(伸びる生地のこと)しか縫えない。しかも、そこの型紙という制限付き。これでは自分の好きなモノを縫うことができない。

 

散々悩んだがこの3台は残すことにした。ただそうすると、これが入っていた箱(修理に出す時必要と言われている、押し入れの棚袋に押し込めてある)、付属品、糸、書籍などかなりのボリュームが空間を占めてしまう。

 

タッパーに入ったモノをかなり断捨離した。見ると苦々しい思い出ばかりだ。

大量のファスナー、ポーチを作ろうと買い込んだ、必要なものを買えば良いのに全色揃えることにエネルギーをかけてしまった。

 

 

縁取り用のテープ。可愛いからとチロリアンテープ。絶対使わない中途半端な長さのゴム、どこにも使えない小さな接着芯。などなど今回手放した。

 

裾直しなどに使うために必要なのか?それだったらリフォームのお店へ持っていけば良いのではないか。まだ自分でやってみたいのか?まだまだ決断がつかない。

手放せない、本当の理由はなんとなくわかっている。ただ今はまだそこをそっとしておきたいのだと思う。

 

亡き夫の部屋を納戸として使用できるので今はよしとしよう。無理に剥がしたくないカサブタだから。