あの人からLINEがきました。
1ヶ月半ぶりです。

元気してるかい?
から始まり、今でもゆり子を大好きでいる。と。
いくらでも俺は待ってる。

ゆり子が俺から離れると決断したのだから、追いかけてはいけないと分かっているけど
諦められない。と。

彼と電話をしました。
久しぶりに聞く彼の声は、どこか寂しげでした。

子供の相談をしました。
同じ親としての意見を聞きたかったのです。

彼の意見は、学校へ行くことが全てじゃない。
もう学校辞めちゃいな。
今は学校から離れることが先決だ。
学校はまた心が元気になってから本人が行きたいと言ったら、通えばいい。
人生の選択はいくらでもあるのだから。

今は私、子供のことで頭がいっぱいで、あなたのことを考えられないの。ごめんなさい。

そう言って最後に電話を切りました。
久しぶりに会話ができたことにホッとしました。
普通に話せました。
昨日も会っていたみたいに。
不思議でした。

時間が経って、彼への執着は消えていました。
毎日思い出に浸って泣いていましたが、少しずつ回復しています。