以前からずっと気になっていた減感作療法という新しい食物アレルギーの治療に、息子が年中さんに上がるのを機に、チャレンジしてみることにしました。
減感作療法というのは、あえてアレルゲンとなる食品を微量から摂取し始め、少しずつ量を増やしながら体を慣れさせていくという、少々荒療治な治療法です。

4年間、息子の食物アレルギーの経過を見守ってくださった、かかりつけの小児科の先生から大学病院への紹介状を書いていただき、先日さっそく行ってきました。

この治療法はまだまだ研究段階で、あくまでわたしたちは『新しい治療の実験に参加する』というスタンスで臨まなければいけません。
少し前に、この治療法はあまり成果が上がっていないという趣旨の新聞記事が掲載されたようですが、親としては少しでも可能性のあるものには積極的にチャレンジしたい・・・

もちろん、アレルゲンをあえて体に入れるわけなので、息子に辛い思いをさせてしまうということもわかっています。

だけど、息子ももう4歳。
成長とともに、周りでお友達が普通に食べているものを、自分は食べられないということが、心から悔しくて、悲しい、そして何よりも『治したい!!』と思うようになったようです。
いつもはぐっとこらえていますが、時々そんな思いをわたしにぶつけてきます。

先生のお話では、卵に関しては、ほぼ100%治癒という実績があるということだったので、卵だけでも食べられるようになるといいな、、、なんて期待を胸に秘め、採血をしてもらい、帰ってきました。
毎回のことですが、採血ではおお泣き。。。
看護師さんの腕を払いのけそうな勢いなので、押さえつけられながらの採血でした。
本当に切ない気持ちになりますが、これもアレルギーをやっつけるため!!
息子も頑張っているのだからわたしもがんばらなくちゃ~

次回は、採血の結果をみて、今後の方針を決めるということでした。
減感作療法に関しては、ご興味のある親御さんも多いと思うので、またこうして経過を書いていこうと思います。