東京ディズニーシーに行ってきました！
クリスマスが近づいて・・・
華やかなディズニーランドのコマーシャルが流れる度、
2人の娘たちは私に言った。
「ママ～！！絶対！
クリスマスシーズンに連れていって！！」
何を隠そう私はディズニーランド（シー）が大の苦手だ。
嫌いというわけではなく・・・あるトラウマからそうなったのだ。
あれは、上の子がまだ２歳か３歳の頃・・・。
パスポートを頂いて、クリスマスシーズン、
ディズニーランドに家族で行った時のこと。
久々に来たディズニーランドの混みようったら！！
上の子が乗れる『空飛ぶダンボ』、これに乗るのに、2時間待ち・・・。
ポップコーン買うのに、1時間半待ち・・・。
結局、『イッツ ア スモール ワールド』と『ピノキオの冒険旅行』に
乗って・・・並び疲れて帰ってきたのだった。
そうして、その時思ったのだ。
学生時代、友達といきなり
「今からディズニーランドでも行こうか」というノリで遊びに行ったり、
乗務員時代、休日、成田に迎えに来た夫と
「帰りディズニーランドでも寄って行こうか」とぶらりと寄ったり・・・
そんな気軽にディズニーランドに行けた時代しか
知らなかった夫と私は、その余りの混みように愕然とした。
今ネットで調べたら、パスポート制になったのが２００１年。
恐らく、この頃からなのかな？(確信は持てないけど）
それ以来、私はいつもディズニーランドに行きたくなったら、
年間パスポートを持っているディズニーランドフリークの
Ｍちゃんママに連れて来てもらっていたの。
彼女がガイド役になってくれるんだもの。
言われた通りに行動していれば・・・
すごい混雑の中でも、時間を無駄にすることもなく、
ショーも見れ、キャラクターと写真も撮れ、旬なお土産も買え・・・
十分にディズニーランドを満喫できるからだ。
しかし、１２月１９日、Ｍちゃんママは仕事だと言う。
カリスマガイドが同行しないとなると、
自分たちでスケジュールをたてないといけない。
まずは行き先から。
夫がまだ行ったことがないということでシーの方に決めた。
私は、ディズニーシーのガイドブックを買って、
Ｍちゃんママにもいろいろ聞いて・・・。
いよいよ、１２月１９日(土）、
Ｍちゃんママの言うとおり、私たちは朝５時に起き、
支度をして、６時前には家を出た。
車の渋滞もなく、順調にディズニーシーに近づいていた。
ところが、運転している夫がこんなことを言い出したのだ。
えっ？ 何よ今頃！
カーナビに入れてきたんじゃないの？
すると、夫は偉そうにこう言ったのだ。
そうして、続けた。
「あなた何もわかってないね！
カーナビの情報が更新されるのには時間が掛かるんだよ！
シーなんて、新しいだろ？
出来たばかりの施設が出ているわけないじゃん！」
シーが新しい・・・？
確かにシーはランドより新しいわ！ でも・・・
「えっ？ １０年？
まさか～！！最近出来たんじゃなかったっけ？」
そうして、カーナビ操作した夫は・・・
歳をとるってこーゆーことね。
１０年がついこの間のように感じるもの・・・。
夫が迷ったせいで、すでにシーに着いたときには、８時過ぎ！
もー予定が狂っちゃったじゃないの！
さぁ、Ｍちゃんママの言うとおり行動するわよ！
そう、ビッグバンドビートのショーよね！
クリスマススペシャルヴァージョンのこのショーを見なきゃ！
すでに長い列が出来ていた。でも、３０分待ちくらいで済んだ。
いよいよ、抽選の時。機械に人数分のパスポートを入れる。
くじ運の悪い私たち・・・当たるのか？
きっと外れる！ と思った瞬間！
中央通路、最前列、ド真ん中！！
ショーまでの間、タートル・トークと食事を済ませ・・・
いよいよショーが始まった。
やっぱり私たちの席はすごくよかった！
グーフィーが目の前に来てくれたわ。
子供たちも大興奮よ！！
ショーを見るとね、ディスニーランド（シー）って、ホントに安いと思う！
こんなショーが他にもいろいろ見れて、このお値段！
すごく得した気分になるよね？
それにしても、今回のサプライズといったら、
ダッフィーを抱えた女性がたくさんいたこと！
ホント、２０人に１人くらいの割合で
それぞれの衣装を着せたダッフィーを小脇に抱え、歩いているの。
確か・・・２年前に来た時は、ダッフィーとの記念写真には
数人しか並んでいなかったのに・・・。
それが今じゃ、すごい長蛇の列！
超人気者となったダッフィーからは、
スターの持つすごいオーラーが漂っていたわ！
そして、私の一番好きなマリーちゃんがいたわ！
写真の列に並ぼうとしたけど、係りの人に
「ここからですと、１時間ちょっとは待つことになります」
と言われ・・・泣く泣くあきらめることに。
マリーちゃん好きの次女が撮影の合間に声をかけたら・・・
それに気がついたマリーちゃんが次女に手を振ってくれたわ。
その時の次女の喜びようったら！！
「竜ちゃ～ん」とは言ってなかったけど、
次女の耳にはそう聞こえたみたい・・・ね。
その日は、ホントに寒い日だった。
あまりの寒さに長女はミッキーの帽子を買ったの。
園内のには、その帽子を被っているカップルがたくさんいたの。
それを見た長女は私にこう聞いてきたのよ。
「えっ？ なんで？ 急に」
「う・・・ん」
そうね・・・ママもやっぱり恥ずか・・・
と、言いかけた時、頭の中に！！
じゅ・・・潤君？ 私は長女に言ったわ。
「ママは全然構わないわ！ でも・・・」
この人じゃないことは確かよ！
その日は、ホントに寒い日だった。
だから、夫と「夕方には帰ろうね」と言っていたんだけど、
子供たちの喜ぶ顔で寒さも感じず、大いに遊び、
８時３０分から始まる水上ショーも遠目だけど、観れて・・・
冬の夜空に輝く花火を見て、帰ることに。
あーー楽しかったわ～！！
でも、やっぱり疲れたわ～！！
さぁ、後は車に乗って、家までぐっすり寝て行きましょう！
と思ったら・・・夫の鋭い視線が！
「俺だって疲れているんだからさ！！
子供たちはいいけど、
あなたぐらい起きててくれないと、渋滞にはまったら睡魔に襲われる」
と、その時だった。
後部座席から娘たちの大きな声。
パパ～ありがとう！
うぅ・・・うぅ・・・
車内に響く夫の嗚咽・・・。
そうして、振り向いた夫は、涙を浮かべながらこう言ったわ。
えっ？私も寝ていいの？
「あぁ、いいさ！ 爆睡してくれ！
娘たちのその言葉で！！」
そうして、長く楽しいディズニーシーでの１日は終わったのだった。
すごく疲れたけど、でも、すごく楽しかったわ！
こんなに子供たちが楽しんでくれるのなら、
また連れてきてあげたいと心から思ったわ。
って・・・ホントはね、私がまた行きたいのよ。
どうやら、あのトラウマ、克服したようです。
