★2017年に妊娠18週で死産

その後に罹患した重度のうつ病と

レインボーベビー妊娠出産の経験を

6年半経って改めて振り返ります

 


人工妊娠中絶の同意書にサインをする

自らのサインで始まる処置


法律上やむを得ないことだけれど

なんて残酷なことなんだろう



17週で前期破水し緊急入院

検査の結果

母体に感染が見られ危険であること

(敗血症で亡くなるリスク)


破水すれば間もなく陣痛がくる

少しではなくずっと羊水が出ている

すでに子宮口が開いていて

赤ちゃんの頭に触れられる状態


赤ちゃんが産まれても

生きられる可能性があり

「早産」とされる23週までは

長すぎてもたないだろう


今回は残念ながら

人工死産(人工流産/人工妊娠中絶)を

すべきと考える



入院して8日目に

主治医からそう伝えられた


かかっていたのは

当時住んでいた東京都内で

最大クラスの総合周産期センター

その先生方のカンファレンスの結果


ここまで8日間様子を見てきた結果

沢山の症例を見てきた先生方が

今回は諦めるしかないと判断された


これが最善なのだ、仕方ない


でもやはりすぐには決断できず

一晩考える時間をもらい

質問したいことを整理

主治医は翌日すべての質問に

丁寧に答えて下さった


そして人工死産の決断をした

妊娠18週の終わりでした


悲しかったし

辛かったし

苦しかったし

沢山泣きました



ブログや体験談などで

「破水したけど23週までもった」

「感染があったけど治療して治った」

というようなものを目にすることもあった

 

そういうのを見ると

あのまま頑張ったら

もしかしたら23週を超えて

娘が生きていたかもしれない

そう思う気持ちはゼロにはならない

 

ドラマなどで

「私の命はいいから赤ちゃんを助けて!」

なんて場面がある

 

母体が危険だとしても

一縷の望みをかけて23週を目指す

最悪私が死んでもいい

という判断をすることは

今改めて考えても

やはりないのだけど

もしそんなドラマなどを見たら

胸がちくっとするだろう

 


たられば、の気持ちは

一生消えないけれど

あの時の自分と夫が

必死に考えて決めたこと

【後悔】はしていません


あの決断の結果

今の私と家族がある


その決断と共に生きています