★2017年に妊娠18週で死産

その後に罹患した重度のうつ病と

レインボーベビー妊娠出産の経験を

6年半経って改めて振り返ります

 

 

妊娠してすぐにつわりがやってきました。

食べられない、飲めない。

とにかく吐く。

身体が動かない。

 

コロナ前でリモートワークもなく

週に2、3日休んでは

這うようにして出社。

出社したとしてもほとんどトイレか

休養室で休んでいる状態。

ほとんど仕事になりませんでした。

 

少し食べられそうな時は

会社近くのコンビニの

ツナマヨ手巻き寿司か梅おにぎり。

(結局吐くのだけど)

いまだにそのコンビニに行って

その場所の匂いを感じたり

その二つを見ると

その時のことが蘇るというか

苦しい気持ちになります。

 

二度ほど産科で点滴を

打ってもらったけれど効かず。

夏の暑い時期で余計にしんどく、

エアコンをガンガンに効かせて

ベッドに横になる日々。

 

(死産後、冷やしすぎたから

良くなかったのではという

後悔につながる。

今は関係ないと思えるのだけど。)

 

妊娠前に勝手に思い描いていた

働きながらの妊娠・出産

 

「やっぱり女は妊娠したら使えない」

とか言われたくないし

頑張って働いて

ちゃんと引き継ぎをして

産休・育休を取って復帰して・・・

 

そんなの妄想でした。

 

思っていたのと違う!!

「つわり いつまで」

「つわり しんどい」

「つわり もう嫌だ」

と検索しまくり

時計を見てはほとんど時間が

過ぎていないことにガッカリし

ネットでキラキラ妊婦さんを見ては羨み

 

もう嫌だ・・・

 

結果的に死産となり短かった妊娠生活

せっかくきてくれた赤ちゃんとの時間

辛い思い出しかなかった

辛いだけの妊娠だった

頑張ったのに、何だったんだろう

 

そんなことも死産後のメンタルに

大きく影響した気がします

 

つわりが軽かったりして

もう少し妊娠生活を楽しめていたら

もう少しマシに過ごせていたら

その後のグリーフ(喪失による心身の反応)

も違ったのではないかと思います

 

ペリネイタルロス経験者が

「赤ちゃんがきてくれたことに感謝」

「妊娠中の幸せな思い出をありがとう」

というようなことを

書かれているのを見ます

 

妊娠がわかった時の喜び

幸せな気持ちがあったのは確かだけれど

短い命だったけれど

私のところにきてくれた大切な我が子への

「感謝」というような気持ちは

もちろんあるのだけど
 

そう言える人って

つわり軽かったんじゃないの?

とか思ってしまったりします。

(もちろんそうじゃない人もいると

分かりつつ)

 

つわり・妊娠生活が辛すぎたし

結果的に死産になったこの経験

 

”綺麗事”じゃない

”美談”にしたくない

やっぱり辛い妊娠・出産だった!

というのが正直な思いです。