2/10の慶應義塾高校受験まであと2週間をきった去年の今頃、どんな心境だったかと思い出していました。

うちの息子は2022年受験、第一志望は慶應義塾。早稲アカ特訓クラス在籍、早慶必勝αでした。

去年経験した我が家の受験談です。


去年の義塾受験当日は、雪予報だった為、武蔵小杉駅近のホテルを一応予約しましたが、本人はいつも通り家から行きたいと言うので、キャンセル。それまで、慶應志木、早稲田本庄を受験し、思ったような手応えを感じられず、気持ちは落ち込み、親の私も深くは聞きませんでしたが、心配で心配で、、


今まで、積み上げて来た時間、努力、犠牲にして来た数々のもの、きっと周りのほとんどの早慶レベル受験者が今までのそういった全てを明日ぶつけにくるんだな、と思っただけで親の私が怖くなってしまいました。でも息子には絶対に悟られない様に、あまり声をかけすぎても、と思い、いつも通り接して試験前夜は眠りにつきました(私はほとんど寝れなかったけどガーン


次の朝、雪はそこそこ降っていたけど電車は普通に動いていたので、息子と出発、武蔵小杉でトイレに寄りなかなか出てこないから心配しましたが大丈夫そう、日吉の駅に降り着いた時には受験生親子が義塾校舎に向かって歩いていました。


雪のこともあったので、集合の1時間程前には校舎(校舎の入り口)の前に到着しましが、既に受験生の列ができていました。あの時間で30人くらいはもういたかなぁ、雪が深々と降る中、3人ずつくらいが横並びになりその後ろにどんどん列ができて、傘をさして待つ受験生、親は子供達の両サイドに待機、皆が皆我が子を心配そうに見つめて待つ時間が続きました。気づけば列をみると、どんどん後ろに延びてます。集合時間頃には、日吉駅の横断歩道を渡ったところまで延びてました。


1時間近く雪が降る中待っていたので寒さもあったはずだけど、あの時の私はそんなの全く感じなくて、でも、今でも覚えてるのが、校舎の扉を見つめて待つ自分の息子の横顔が、やけに勇ましく引き締まって見えて、、

そう見えただけかな?笑 志木から始まり、まだ一つも結果は出てないけど、今のところ達成感のない、手応えのない受験が続き、本人はもう崖っぷちにいる気分だったと思います。今までやってきたことはなんだったんだろうって思っちゃってたんじゃないかな。



とにかく、本番は模試とは違う、受ける時の精神状態も何もかも違う、だから当然出来だって違ってくるし、自分がそうだということは、みんなもそう。当たり前のようで忘れがち。

だから模試の出来や手応えとは比較しないで最後まで諦めないでほしい、とこれから受験するお子さんに伝えたいです。



そんなわけで、雪の中待つこと約1時間、雪だから少しは早く開けてくれるかなと期待も虚しく、キッカリ集合時間になると在校生と先生が中から出て来て、受験生が誘導されていきました。


列が動き始めた時、一瞬息子がこっちを向いたので、ただうなずくだけ、頑張れ、って心の中で呟きながら彼の姿が見えなくなるまで見送ったのでした。


校舎を背に、なんだか緊張がすっと抜けて、涙がじわじわ、、いや、恥ずかしいなぁと思いながら主人に電話、すぐに出た主人に息子は無事入っていった、私は何故だか涙が出てる、と話し、主人は至って冷静に、うん、あとはやり切るだけだから、大丈夫、と。男の人ってなんだかあっさりしてていいなぁと思ってしまった泣き笑い


長くなるのでまた次回、②に続きます…