前回の続きです。

 

 

運命の人ならぬ【運命の猫】っているんです!①
運命の人ならぬ【運命の猫】っているんです!②

運命の人ならぬ【運命の猫】っているんです!③

 

 

 

最後に彼女と電話をした時に

死にたいと彼女に訴えていたのは

私の方でした。

 

 

 

理由は好きな男の子とうまくいかないとか

人生に不条理感じるとか虚しいとか

ぼんやりとした将来の不安とか

そんな感じのことを訴えていたと思います。

 

 

 

正直覚えていないくらいなので

そこまで苦しいわけでも

追い込まれていたわけでもなかった。

 

 

 

死を選んだ彼女に比べたら。

 

 

 

 

 

 

 

それでも彼女は私のことを励ましてくれた。

最近思い始めたんだけど

生きていれれば良いこともあるし

人生は意外と捨てたもんじゃない。

そう言っていました。

 

 

 

友達に自殺なんかさせてはいけないんだ。

そんな気持ちをずっと引きずっていて

彼女の死に責任を感じていたんですよね。

 

 

 

鬱鬱とした気持ちを抱えたまま

しばらく立ち直れずにいました。

 

 

 

そんな時運送会社のドライバーさんが

「配達して車に戻ったら荷台に乗っていた」

と営業所に子猫を連れてきたんです。

 

 

 

 

 

目も腫れていてあちこち毛も抜けている。

あおっぱなたらしていて、目ヤニも出てる。

なんかしら病気にかかっている感じ。

 

 

 

私、当時は猫が本当に苦手だったので

飼うつもりも連れて帰るつもりもなかった。

だけどやっぱり飼える人はいないという。

 

 

 

なんだかその時に妙に縁を感じたというか

放っておけない気持ちになったんです。

 

 

 

飼う飼わないは別としても病院に連れていって

具合が良くなるまで面倒を見る。

それから飼ってくれる人を探せばいい。

そうすることに決めました。

 

 

 

 

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生後2か月位?の金時。私の手製のパンクな首輪着用。

 

 

 

翌日さっそく近所の動物病院へ。

カリシウイルス感染症という

猫の風邪みたいなものに掛かっている。

毛が抜けているのはカビが生えている。

とのことでしばらく通院・服薬をして

カビにも薬を塗るようにと言われました。

 

 

 

 

その時に先生に

 

 

 

 

「誕生日を決めましょう。生後一か月位だから

一か月前あたりの好きな日を選んでいいですよ」

 

 

 

 

と言われたんです。

 

 

 

 

ふとカレンダーを見ると

ちょうど一か月前が8月19日。

彼女が亡くなった日の翌日で

その日は彼女の誕生日でもありました。

 

 

 

この子はもしかしたら

彼女の生まれ変わりかもしれない。

私がいつまでもめそめそしているから

来てくれたのかもしれない。そう思いました。

 

 

 

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それが金時との出会いでした。

なんやかんや治療費もかなり掛かってしまったし

家族も私もどんどん金時の可愛さにほだされて

すっかり離れがたくなって飼うことに。

 

 

 

金時は2016年の10月に18歳で亡くなるまで

私の人生の半分近い時間を共にしてくれました。

 

 

 

2017年から私の人生の第二幕が始まった。

そう言っても過言ではないのですが

金時は私の人生の第一幕を見届けて

うずらにバトンタッチしたのかもしれない。

 

 

 

たくさんの学びや苦しみがあった人生第一幕。

金時が支えてくれたと言っても過言ではありません。

 

 

 

3年前に始まった人生第二幕は

嬉しいこと、楽しいこと、素敵な出会いが多く

日々の幸せに感謝しています。

 

 

 

みなさんとの出会いも近いかもしれない。

今か今かと楽しみにしつつ

今日も私は、ここで生きています♡

 

 

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