映画

仕事の一つでもある映画鑑賞



邦画、洋画どちらも見るんですが、最近心動かされた作品を二つ。
(DVDで出てるものにします☃)



邦画は
妻夫木聡さん、竹内結子さん主演の

『春の雪』

公爵家の息子 清顕と令嬢 聡子の許されぬ禁断の愛と悲劇の物語りなんですが、

その中のお二人の美しさは勿論のこと、色彩が美しく、万年筆の擦れる音や雪を踏んだ時のきしむ音、馬車の音やしずく、雨の音や顔に照らし出される艶な光の模様。

全てに『命』があって、そこに生きてる。

愛を不器用にしか伝えられないが故の悲劇は『間違った恋をしたけど間違ってない。』って本気で思える。


目を閉じて耳だけでも観る事ができる
、二人の心の中を表しているような生きてる音が何よりも儚く、かつ芸術的で力強い作品でした。



そして洋画は
ビョーク カトリーヌ ドヌーヴ 、ディヴイット モース主演の


『ダンサーインザダーク』



遺伝性の視力の病気を持ったセルマ。
そんな彼女の生き甲斐はミュージカルを観る事。
セルマは女で一つで同じ病気を持つ息子、ジェーンの手術費用を懸命に貯めていた矢先、信頼していた警察官ビルに盗まれてしまう所から本当の暗闇に...
こんな苦しい映画はなかなか無い、振り幅が凄い映画。




嗚咽が出る程、涙が止まらなくて....

どうなろうと子を想う気持ちや、信じる母の強さ 優しさ 弱さ....

例え目は見えなくても、セルマには心の目でみる事ができる。
小さな光が消されようとしてる瞬間が。


恐怖に足がすくんで動けなくなってもこれは大好きなミュージカル、
大好きな舞台だとリズムにして進む姿は、目を背けたくなる程苦しくて...

本当に受け入れたくないラストに、怒りすら感じた作品でした。


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