デビューしてからは初めてのことばかりで

慌ててばかりでしたが

ファンになってくださったみなさんの

おかげで乗り越えることができました。



しかしデビューしてから8ヶ月くらいたった頃

TVの収録前のメイク途中で

病院から母の癌がが転移したと

連絡が入りました。



全身の力が抜けて

フラフラになりながらも

なんとか収録を終えたけど

帰り道はどうやって帰ったのか

覚えていないほどになりました。



その後、歌うことも

人と会話することすら

嫌になってしまいました。

誰かが楽しそうに笑っているのを見るだけで

悲しくなってしまい

また、そんな心の狭い自分自身が

すごく嫌になりました。




その後入っていた仕事を終えて

手術前にようやく秋田に帰ることができました。

病院についた時は

このまま歌い続けるのは

精神的にも難しいかもしれないと思いました。



無理をいって私も病院に何日か泊まって

母を見守りました。


私もだんだん希望を失ってしまっていたある日



私が病室に行くと

母が私のミュージックビデオを見ながら

涙を流して微笑んでいるのを見ました。


その姿を見て私は

一生歌っていかなければならない

と衝撃を受けました。



私が夢に向かって頑張る姿が

母が何よりも生きる力になるんだと



でもそれは苦しそうに頑張るんではなく

楽しそうに頑張ってこそだと思いました。


私が弱気になると母はいつも

『じゃあもう歌手を辞めなさい』

といいます。

前向きに頑張らなくては

何の意味もないからです。



どんなことがあっても

それを後ろ向きにとらえるか

前向きに捉えるかで

人生全く違ってきます。



母はそれを身をもって

教えてくれました。


今も治療を続けていますが

その後母は退院する事が出来きました。




たった1人で私を育ててくれたこと

私に前向きであることの

大切さを教えてくれたことに

本当に感謝しています。




そしてその時ファンでいてくれたみなさんや

スタッフのみなさん、メンバー、親友

が支えてくれたことも忘れられません。





約2年間活動をしてきたユニット『rhyhtmic』は

その後、メンバーそれぞれの夢を

追及するため解散しました。




そして今私は、

歌を歌い始めた頃の気持ちの原点に立ち

ソロ活動で

新しいスタートを頑張っていきたいと思います。



すごく長くなりましたが

読んでくださってありがとうございました。



最後に書きたいのは

このBlogを書いたのは

『同情をしてほしい』

という気持ちからでは

ありません。


最初に書いたように

私と同じようなことを少しでも感じたり

思ったりした方と

一緒に頑張っていきたいなと

思ったからです。



そしてこれから

私の歌を聞いてくださるかもしれない時に

歌の意味をより知ってもえたらいいなと

思ったからです。

恋愛の曲でも夢の曲でも。




★由香さんのイメージだと
こういう事は語らない方だと思ってたんですが
何か心境の変化でもありました?
純粋に由香さんの歌声が好きでファンになったのに
正直言うと読まない方が良かった気もします。


という意見もありました。


確かに今まで私はあまり自分のことを

話してこなかったですよね。

心境の変化というか、ある人に

自分自身で殻に閉じこもっている

と言われました。

このBlogを書こうかどうしようか

ものすごく悩みました。

どう思われるか恐くなりました。



私なんかよりも大変な経験をしている人は

世の中にたくさんいるのに

書いて意味があるのだろうかとも

思いました。


でも今私は

また前向きに変わりたいと

思っています。



上記のような意見をこのBlogに

書いてくださって

私はとても嬉しいです。

影で思っただけではなく

しっかり私に伝えてくれたから。


私はこのBlogを通して色んな方の意見を聞いて

もっともっと成長していきたいです。

そして歌い続けたいです。




読んでくださって

本当にありがとうございました。