次男、相変わらず、
旅行に行くというのに、ちっとも用意しない。
・・・・と言う私も、
確定申告、最終日に申告
血は争えないということですな。
ある日、唐突に、
『成田に8時前には着きたいから
始発で、家、出るね。』
と言う。
待て待て、電車止まったら
完全にアウトなやつ。
確認したら、一人3,000円で
お釣りくるくらいで泊まれるホテルあり。
お母さんが出してあげるから!
その方がお母さんが安心だから!
そこに友達と泊まって!とかなり強硬に言ったのですが、
『お母さんは、出さなくていいよ』と言った後、
(ちょっと考える)と言った数日後、
『考えたから、大丈夫』って返答。
彼が、こういう言い方をした時、
私が質問しても、ぜーーーーーったい
どうするかは答えない。
エスタなどの申請を済ませても、
ちっとも、用意をしようとしない。
『パンツ、のびのびじゃない?』って聞いても、
『ノビノビじゃない』っていうし・・・
毎回、気負わないで、どこにでも
行くんだな~と思う。
適当ともいうかな?
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で、出発前日、仕事をしているとLINE。
『今日の夜から出るからね』
友達の所に泊まることになったのかな?
と思ったら、
空港に泊まるし!と言う返答
同じく埼玉在住の友人と二人は、
前ノリを決めたらしい。
前もって話すと、私が勝手にホテルを取るので、
ギリギリの報告にした感が否めない。
前に、私と兄であるニーニについて、
二人とも、お金ないのに、
みーがなんかしようとすると、
全力で出してあげるっていうよね
二人とも、自分のためには使わないのにさ。
にーには、休みも返上して働いてるお金だし、
奨学金の返済もしてるし、
お母さんの出してくれる1万円は、
夜遅くまでへとへとになって働いてる
4日分だよ。
と話していたことがあり、
たった三千円足らずでも、1日分の労働と
考えたら、自分の遊びのために出してもらうって
できなかったんだな。
お金のことで、子供たちが遠慮してるなと
感じると、私がすぐ悲壮感を帯びて、
甘えてくれていいのに・・と切なくなる。
うちがもっと、裕福だったら、
こんな気遣い、させないのにって。
そんな切なさを抱え、
夕方、一度仕事を終えて家に帰ると、
まだ、用意が終わってなかった。
悲壮感が、一気に笑いに変わる
私が、マッハでご飯を作っていると、
私の横でしみじみ
『今回の反省点は、準備にお母さんが
仕事でいないということだな』
と、まだ、スーツケースがパッカーンとなってる状態。
あと2時間後には、出発する人とは思えない
後ろ髪をひかれながら、
『忘れ物があったら、お母さんが
始発で届けるから、連絡ちょうだいね。
気を付けて行ってよ。
元気に帰ってきてよ。』
と、バイトへ。
すると玄関で、
『お母さんに手伝ってもらわなかったの
初めてじゃない?
みーも、大人になったってことだな』
と、満面の笑み。
・・・確かに、ついつい手を出してたな。
いかに、私が彼を甘やかして育てたか、
改めて思うわ
バイトを終え、
『眠れる場所ある?』と連絡したところ・・
夜ごはんに焼いたお肉を、
ラップに包んで、ジップロックに入れて、
持参していた
コンビニでなんか買ってと無理やり渡した
1万円も、使わなかったんだな。
でも、私が思うより、逞しく、
私が思う悲壮感なんて微塵も
彼にはなく、
楽しそうだな
そんなこんなで、
元気いっぱい出発していきました。