書いた文字を消してくれる消しゴムだけれども

子育てで間違えたことをしてしまったとしても

消しゴムを使えない。

 

だけど、子育ては「初めまして」の連続。

 

勉強では、間違えたところを

消しゴムや修正液で消すことができる。

間違いを正すことができる。

 

子育ては初めてのことだらけなのに

消しゴムが使えない。

 

だから、慎重になるし

子供のためを思って

あれやこれやと口を出したくもなる。

何が正解かを求めてしまうかもわかる。

 

教科書もない

誰かが教えてくれるわけでもない子育て

思い悩まない人なんているのだろうか。

 

しかも、子育ては協力者があまりいない。

もちろん、市町村の子育て支援センターもあったり

学校の先生や、自分の両親、地域の方々の見守りがあるのもわかっている。

 

でも、大人になると

「どこまで口を出してもいいのか」

「どこまで自分が手を貸して欲しいのか」

 

”母親なんだから”という気持ちも

心の奥底にへばりついて

目に見えない何かに縛られている自分もいる。

 

消しゴムも使えない

教えてくれる人もいない

正解を持っている人もいない

 

こんな難しいことはあるのだろうか。

 

だけど、世の中の親は一生懸命にそれに立ち向かい

壁を乗り越えている。

 

何年も何年も何年も・・・

 

たくさんの人たちが「親」を経験してきたが

いまだに「これが正解!」という教科書的にな答えもない。

子育てってだからすごいんだよなー

 

親になる日は突然やってくる。

わかっていたとしても、

実際に自分がなった時の衝撃はすごい。

 

消しゴムの使えない子育てをしているわたしたちは

それだけでとってもすごいのだろう。

そして、今日もこうして子供が元気に育ってくれていること、

たとえ病気になる日があったとしても

私たちはあなたの「親」であることと

子育てをしていることは

紛れも無い事実で

すごいことなのだ。

 

 

「子育てしかしていない」

と後ろめたくなる必要すらない。

 

私たちは生きているだけで

すごい。