ナザレから一旦イェルサレムに戻った私たちの次の行き先はベツレヘム Bethlehemです。

ベツレヘムもキリスト教徒にはよく聞く馴染み深い地名ですが、実はここはパレスチナ自治区にあるので、一応境界を越えなければなりません汗

この日、ナザレからイェルサレムに到着したのは金曜日の午後3時すぎ。
事前にも一応情報は知っていたんですが、やはり驚きましたえー

イスラエルでは、金曜日土曜日は要注意なんですびっくり
特に土曜日ですね。

土曜日は、シャバットと呼ばれるユダヤ教の安息日で、戒律として労働は一切してはいけないことになっていますぎくっ

ユダヤ教徒はこういう戒律を厳格に守っているので、金曜日の日没から土曜日は完全に交通機関が動いていないんですガーン・・

ところが私たちが移動しようとした時にはもう金曜日の夕方だったので、お店はもう店仕舞し始めてるし、駅ももう受付が終了していました・・・

駅では、結構観光客風の人たちが焦ってウロチョロしているのが目に入ります。
そんな時に現れるのが悪徳な個人タクシードライバータクシー

私たちもひっかかりかけました←

ターミナルでベツレヘム行きのバスがあるかと探していると、明らか旅行客の私たちに「May I help you?」なんておじさんが話しかけてきました。
キッパも着けていないしアラビア語も若干通じたのでたぶんアラブ人。

とりあえずベツレヘム行きのバスはあるかと聞くと、ターミナルから出るベツレヘム行きのバスは本数も少ないし、シャバットだからもう出ていないとか

たしかにイスラエルからわざわざパレスチナ自治区に行きたがるイスラエル人なんていないですよね

ただ、ユダヤ人が安息日だから交通機関がないといっても、アラブ系の交通機関(つまりバス)は動いていますダッシュ

アラブのバスは動いているだろう、という憶測はあっても確信はなかったので、どうしようかーなんて友達と話していたら、そのおじさんが「今日は金曜日だからイスラム教も休みだ。バスなんてない」なんて言い始めました冷

その上、「自分の車で国境まで連れて行ってやる。200 ILS(6000円くらい)でどうだ」って・・・

他に行く術がないと言って、タクシーに乗せたいんですね。

「特別に160 ILS(5000円弱)にまけてやる」みたいに言われたんですが、それでも高すぎ出費

他に方法がないなら・・・とかちょっとおじさんにのせられかけましたが、よく考えたらイスラム教で金曜日にお店とかが機能しないのは午前中~1時ころのお祈りの間だけで、午後は通常営業GOOD

これはアラブ・バスがあるな、と踏んできっぱり断りました。
そしたらなんと、おじさんが「you're garbage!!」とか暴言吐いてきた!
はあぁぁぁお前に言われたくないよ!!て思いましたが、そこは無視ですうまー!

アラブ系のバスを探すための次の作戦は、旧市街キラキラ
旧市街には観光客が集まっているし、インフォメーションセンターもあるのできっと誰かがわかると信じて行ってみると、一発で教えてもらえました。

さっきまでのタクシーのおじさんの話は一体何だったんだろう(白目)

一番有名なエルサレムからベツレヘム行きのバスは21番バスです。
他にも境界まで行くバスはあるみたいで、私たちは違う番号のバスに乗りましたが5.5 ILS(200円くらい)でパレスチナまで行けましたダッシュ

と、いうわけで、まとめると

○イスラエルは金曜日の日没以降は日曜日まで交通機関ストップ

○ユダヤ人がオーナーのお店や郵便局などの機関も合わせて閉まる

○金曜日・土曜日もアラブ系のバスはちゃんと動いてる

○タクシーのおじさんはタクシー乗せるために嘘つくからすぐ信用しちゃダメ笑


ですね目 うん、良い教訓だ。

ただ、アラブ系のバスはイスラエルのバスと違って時刻表もなければバスターミナルもないので、普段はイスラエル系の交通機関を利用した方が確実ですね笑

ゆかつ