今日は、パレスチナ(イスラエル、ガザ地区)の難民キャンプがあるジェラシュという町に行ってきました

ジェラシュという町は本来、遺跡群で有名な観光地ですが、今回は観光客にはめずらしく難民キャンプが目的地

ジェラシュまでは、ムジャッマア・シャマリーというバス乗り場から、難民キャンプ行きのバスが1人あたり0.95 JOD(約160円)で出ています。

私たちが乗ったバスは少し遠回りだったので、行きは1時間ほどかかりましたが、景色が最高


なんかジブリに出てきそうな風景じゃないですか

ヨルダンは景色がすごく素敵です

しばらくは緑の豊かな田舎町の風景が続き、ジェラシュの町からさらに奥に進むと、パレスチナの難民キャンプに入ります。

友達がこのキャンプ出身のアンマンで暮らす方と知り合いで、彼女のおじさんであるサミーさんがキャンプ内を案内してくれました。


なぜかこのキャンプの重役さんたちに通され、すごいVIP待遇で私たちもびっくり

みんな優しくて、とてもウェルカミングな雰囲気で迎えてくれました


そして、子供達の多さに驚き。
キャンプの小さな家や学校に対し、子供の数が多すぎて、学校だけじゃ教育が十分に行き届かないところもあるそうです。
このキャンプの学校や診療所は、すべて国連が支援したものらしく、教育や最低限の医療は一応無料で受けられるじょうたいになっているとか。

子供達もとてもフレンドリーで、私たちのような外国人が珍しいのか、興味津々に後をついて来ました。
中にはこんな風に、自分のケータイ電話で私たちの写真を撮り始める子も


これは、キャンプ内のスーク(市場)です。
毎朝、果物や肉などの食べ物をここで売り買いが行われているらしいのですが、ここで売られる食べ物は週に1度アンマンで仕入れたもの。
あまり衛生的でないですよね。
しかも、食事は2食とれればいい方で、1食しか食べられないことも多いそうです


これは、難民キャンプ内の小学校の壁にあった落書き。
「survival」と書いてあるのが、とても印象的です。
サミーさんは、終始「国連は無料で学校や診療所など福祉施設を提供してくれる。だけど、職がなくて貧しいのは変わりなく、生活は大変だ」と熱弁していました。
彼は、ここの人たちの生活は、テレビで見るアフリカの貧しい人たちの暮らしと同じだ、とも話していました。
改めて目の当たりにした世界の現状に胸が痛みながらも、何もできない自分への不甲斐なさをこの難民キャンプ訪問通して痛感させられました

明日はイスラエルに行くため朝早いので、後日もっと詳しく再編集します!
ゆかつ