【読了】カフーを待ちわびて（原田マハ）

今の私のまま、幸せを選べる私になれる、

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さて、あいにくの空模様の関西ですが、これからは雨が続くようですね…

昨日、本を山ほど購入して、そのうちの一冊を久しぶりにその日のうちに読み切ってしまいました。

カフーを待ちわびて。

結構有名な本かと思いますが、ちゃんと読んだのは初めてだと思います。

奇しくも、タイミング的にもちょうど今頃が舞台のお話しで、2021年でいうところの沖縄の旧暦のお盆は来週あたりのよう。

その頃の男女の2ヶ月の出会いと、恋の物語が描かれています。

男性主人公の生い立ちや、その主人公を支えてきたおばあの人生、そして、その男性と恋に落ちる女性の人生。

それぞれにどこか悲しくもあり、どこかで愛や家族を求めてつつ、日々を過ごしていましたが、

男女二人の恋をきっかけに大きく動き出します。

舞台は沖縄の離島。

私も離島で古民家をお借りして泊まったことがあったので、石垣から人が来て、そのまま縁側で話をし、その隣の小さな部屋で食事をし、食べたものは台所で洗うだとか、奥の間で眠るだとか、イメージしやすくどんどん読み進められました。

これはその時お借りした、古民家。ちょっと縁側から撮ったアングルがないけど、こんな風なおうちだったのかなぁなんて、思いながら読みました。

今年は特に、旅行にもなかなか行けない期間が長いので、こう言った旅行先が舞台の本は楽しく、また行きたい！と思いながら読めるのでいいですよね！

各地方に残る、その土地その土地の風習なんかも、私はとっても好きです。

（ただ、私自身は土地の横のつながりは多分苦手な方だと思うから、うまくやれなかっただろうなぁと思ったりもします笑）

恋の始まりの、相手が自分をどう思うのか分からず、相手も自分も好きなら…と期待する気持ち、いやでも自分なんて好きじゃないかもと自信がなくなる気持ち、

そして、やっぱり自分は相手のことが好きだ！と決めてどんなことがあってもそばにいるんだ！と決める気持ち。

そして、相手を思い、別れを決める気持ちと、その後のやるせない気持ち。

そこからまた始まる新しい気持ち。

その恋の醍醐味が味わえる一冊。

何よりまた、沖縄に行きたいなぁ…笑

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