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【読了】とわの庭(小川糸)
今の私のまま、幸せを選べる私になれる、
姐さんカウンセラーのゆかです。
明日から始められる
「私が私を幸せにするプロジェクト」を
ご提案型カウンセリングにてお届けしております。
約2ヶ月かけてちょこちょこ読んでいた「とわの庭」を読了。
この作者の「ライオンのおやつ」がとってもよかったので、こちらの本も良いというレビューに誘われ購入。
ライオンのおやつはKindleで買ったのでいつでも読めるのがいいのですが、私は最近もっぱら塩風呂に使って汗を流しながら読むのが好きなので今回は本にしました。
読むシーンで媒体を選ぶ時代って、いいなぁと思いつつ、内容については、なんか「愛」とか「許し」とか、心理学が好きな方には、それらを使わずして、それらを学べるような力強い主人公に何か感じるものがあるんじゃないかと思います。
さらりと言うと、
主人公の「とわ」は目が見えません。
そして、母と二人で外の世界に遮断された家の中だけで育ちます。
しかし、段々とその母が生活に困るようになり、いつしかとわを置いて働くようになります。
しかし、とわが寂しくないようにとの配慮があったのですが、段々と母の様子がおかしくなり、ある日、とわの前から母がいなくなる、というお話。
しかし、冒頭で述べた通り、最後はとわの生きる力の強さを感じるストーリーですが、途中少し辛いシーンも出てきます。
まさに暗黒。生きるために、ここまでやるしかなかったとわを思うと、本当に切ない。
この辺りで読み進めなくなる人もいるかも知れませんね。
ただ、その先を私はあらかじめレビューでさらりと知っていたので、そのまま読み進めましたが、ラストについては本当に「主人公の強さが全ての救い」だなと思いました。
きっとカウンセリングに来られる人たちも、そして私ももちろん、この途中途中で、人に話を聞いてもらったり、何かに悩み苦しんでしまうのだけれど、物語はそれでも進み、そしてこんな風に終わることができるなら、きっと大丈夫って思えるのかも知れない。そんな気がします。
ライオンのおやつもなかなかにハードな人生を描いていたけれど、そこに救いを見つける主人公がとても印象的で、私はこういう「生命力に溢れた人」がきっと好きなんだろうなと思います。
「生き抜く」という言葉がぴったりの本。
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