流れにこだわるのは美意識だと思う
お金は貯めるのが美学だった時代から、今はどんどん流れを意識する人が増えたのかなと思うことがあります。
ガッツリ稼ぐ!そのあと、好きな生活する!っていうよりは、どれだけ楽しく仕事して、長く続けて、お金をずーっと入る形を作るのか?ってことに悩む人も出てきたんじゃないかなー?って思うんですね。
時代的に、好景気ってなに?って感じが長かったり、コロナなんかで先行きが見えない!なんて思いが、そうさせるのかもしれないし、
元々人はない状態が続くより、持ってるものが減る状態に恐れを抱きやすいというのもあると思うので、余計そんな気持ちを抱か方が増えたのかなと思います。
ただその時に、お金の入りだけ見て、出る方も見ないとだよね?と思うんです。
感情もお金も流れが大切
お金は本来ニュートラルで、紙や金属でできた「もの」でしかないはずなんですよね。
椅子やアイロンや化粧水とかと一緒で「もの」、言うなれば、人類の発明品の一つでしかありません。
ただ、これがないと今の時代、お腹は満たされないし、なんなら住むところも安定しないし、オシャレもできない!なんてことはあるかもしれませんね。
ただ、このお金。
今は投資で増やそう!とか、ネットで簡単に副業できたりだとかで、「増やす」ことには注目されるけど、「出す」方にどれくらい気持ちを向けていますか?
出す時の気持ち、出すものに対してのその先、出した後の気持ち。
そこもとっても大切な流れの一部です。
お金を出すということ。
これは対価交換ばかりではないですよね?
お値打ち品もあるし、買って失敗した!ってこともあるし、逆に自分の面子のために出さないとダメな時もあるかもしれません。
お金って貯めるからいいわけでも、
出すからいいわけでもなくて、
「流れを意識してみる」ことの、練習もできちゃうんじゃない?って思うんです。
お金のその先について考えたことがありますか?
言うまでもなく、お金はぐるぐる世の中を回っています。
今は電子マネーもあるからそう言うイメージは少し薄れつつあるかもしれないけれど、
あなたが支払ったお金は、その商品を売るお店のみならず、開発したメーカー、容器を使った会社、配達した運送会社、その運搬のための燃料の会社…と、いろんなところに流れていくわけです。
と言うことは、どんな使い方しても、
それは誰かのためになるかもしれないし、ならないかもしれないし、わからないことだと思います。
ただ、あなたがそのお店や商品を買い続けることで、これらの会社へどんどんお金は流れると言うことですよね?
つまり、どんな世界に住みたいか?についても、あなたのお金が一役買っているわけです。
よく、何十年続くお店が閉めることを発表した途端にお客さんがつめかける!なんてことがありますが、
そのお店がそこにあり続けると言うことを望むなら、そこでお金を使い続けることが、一番身近な支援だと思います。
そのお金、何にどう使う?
では、そんなお金。
あなたなら、どんなものに使いますか?
どんな風になって欲しいから使いますか?
どんな商品が残るために使いたいですか?
また、その流れの中で自分がどんな感情で、その未来を描いているか、意識したことがあるでしょうか?
ワクワクした気持ちで、お金を使い、未来を担う流れの一つになるのか。
ため息混じりに、投げ捨てるようにそのお店にお金を落とすのか。
その先の未来は、その時どんな風に描いているのか?
一度、お金を通して感じてみて、自分の気持ちを見てみることもいいかもしれませんね。