残暑お見舞い申し上げます。

厳しい残暑は、まだまだ続きそうですね(^^;

 

引退してから、なんだかんだと、一年の歳月が流れました。
シングルマザーとしても、ようやく、慣れてきた感じです。
周りの方々の恩情により、夫婦円満に離婚することが出来たこと。そして、新しい場所で新たにお世話になっている方々にも、本当に感謝しきれない思いです。
 
私が引退した後も、これまで関わってきた作品のうち、いくつか、復活したり…
続いている作品についても、最後まで演じきれなかったことは、正直、とても申し訳なく思うと同時に、辛いものがあります。
が、これまで、私が関わった作品や、私が演じた役を愛して下さった方がいて…
今もなお、愛し続けて下さっていることが、ものすごく嬉しいです。
 
私の役を引き継いで下さった演者の方々には、特に、感謝しています。
とてもやりにくい部分があったかと思いますが…
やっぱり、私が演じられなくなったことで、その愛すべきキャラクターたちが活躍出来ないのは、個人的にも辛いものがあったので…

それと、どうしたら私と息子が幸せになれるのか。
私たちと同じようなご家族が、安心して生活出来るのかを考えていました。
 
(毎日、どのように生活しているかは、次回詳しく綴りたいと思います!)
 
話は変わりますが…
じつは、ここ数か月の間、父が癌で闘病していました。
私のことを心配してくれていたので、ギリギリまで知らせて貰えなかったのですが…
父と同居してくれていた妹から、今年の6月あたまに連絡を貰い、私も出来るだけ父の入院している宇都宮の病院へ、息子を連れて通っていました。
 
もう、その報告を聞いた段階で、手遅れだったので…
見送ることしか出来なかったのですが。
そして、先月、火葬式にて父を見送ってきました。
 
偶然なのか、必然なのか。
母は、平成元年に他界し、父は令和元年に他界したんですよね。
皮肉なことに、母が他界していなければ、私は病気がちな母の看病をする為、地元に残っていたと思うので、声優になることはなかった。
そして、今回、父との別れをするにあたって、あるお方から助言をして頂いたことにより、自分の進むべき道がはっきりと見えたような気がします。
 
これは必然なのかな…
母の時と同じように、父も私と妹に置き土産をしてくれたようです。
 
私なりにではありますが…
どんな結果になるにせよ、息子にとって、息子のような知的障がいを持った子供たちにとって、少しでもプラスになるよう、務めていきたいと思います。
 
「人は、みんな、誰かを幸せにしたいが為に生まれてくるもの。
誰かが幸せになることが、一番嬉しくて、その誰かの笑顔が自分を幸せな気持ちにしてくれるから。」
 
母の遺品の一つである、日記帳に綴られている一文です。
母は詩人だったようで、他にもいくつかあるのですが。
人は、時に、当たり前のことが出来なくなるくらい、心が傷ついたり、弱ってしまう時がある。
けれど、みんな大なり小なり悩みごとがあって、誰かと乗り越える術を知っている。
 
【誰かの笑顔を守りたい。】
 
それだけなんだと、思います。
そして、その「誰か」とは、現在、周りにいる家族や友人、恋人、仕事仲間は勿論、まだ見ぬ、友人になり得る他人のこと。
 
物凄く不器用なので…
たまにドジを踏んだりするし、誤解を生んだり、人に迷惑をかけてしまうこともある。
でも、人は迷惑を掛け合いながら成長していくものだということを、忘れないでおきたい。
とも、思ったりしています。
 
長々と、読んでいただき、ありがとうございました!
今後も体調管理などを欠かさずに、お身体をご自愛下さい。
 
 
由香より