「こつこつtucoのぬりえメモ」を読んだ感想を下記にまとめます。

 

ブログを読み、絵本と塗り絵を共存させるという発想が面白いと思いました。

絵本と聞くと、読むためのもので汚したり書き込んだりしてはいけないという固定観念があったので、色を塗りながら読むことができるという点が斬新だと感じました。

「絵本を読む」と「塗り絵をする」はどちらも子どもの娯楽の中ではメジャーなものなので、それらを組み合わせることでさらに楽しめる作品ができると考えました。

 

ブログの初期の方に七夕祭りの飾りに対する疑問についての記述があり、新しいアイデアを思いつくためには日常の中で身近にあるものにも目を向ける必要があると感じました。子どもの頃どう感じていたか、それを見た人たちがどう感じるかを想像するのは重要なポイントだと思いました。

 

試作品の塗り絵で子ども達に遊んでもらった際のことに関しては、子ども達の反応を見るだけでは無く、どうすれば塗りたいと思ってもらえるかなど内面のことも調べようとしていたことが印象に残りました。デザインは受け手がどう感じるかが重要な要素の一つとなっているので、心理的な働きについて学ぶ姿勢も大切にしたいです。

 

塗り絵に関する記述の中では、塗り絵をすることで絵を描いたような気分になるという話が印象に残りました。私は絵を描くことが得意ではありませんが、子どもの頃塗り絵をした後は絵を上手く書けたと錯覚するような達成感があったのを思い出しました。

子どもだけでなく、普段絵を描かない大人にとっても塗り絵は達成感を得られるツールになり得るのではないかと考えました。

型抜きのテンプレートを用いて絵を描くページがある本についての記載がありましたが、そのように手軽に遊べる本があると子ども達も長時間退屈せずに遊べるだろうと思います。

 

また、有名な絵本のワンシーンを塗り絵の題材にするというアイデアが興味深かったです。

以前ゼミのミーティングの際に「お菓子の家をモチーフにした模型制作をしたい」という意見が出たように、絵本や童話の有名なシーンは記憶に残ると同時に憧れを抱きやすいようです。「絵本からうまれたおいしいレシピ」という本が出版されているのは初めて知ったので驚きました。

全部塗るのは大変な作業になってしまうので、特に人気なワンシーンのみ塗り絵かするというのが良いと思いました。絵本と塗り絵の概念を上手く融合したアイデアだと思います。

 

絵本の制作の際、どのような形にするかを考えるため紙を折ったりホチキスで止めたりして小さめの絵本を作る過程が載っていましたが、ただ考えるだけでなく実際に作ってみることは大事だと感じました。立体的な絵本など、絵に描いてイメージするだけでは足りない部分もあるので小さなアイデアでも手を動かすことは重要だと考えました。自分が何かものづくりをするときも手を動かして試行錯誤することを忘れないようにしたいです。