前(DC療法)の副作用はどうだったっけ?(2) | yu_kaのいいかげんは良い加減

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2009年リンパ腫、2011年腹膜がんになりました。
病気のこと、日常のこと、ねこのことを良い加減でいいかげんに綴ります。

さて、本題です。

主治医に「以前やった抗がん剤よりマイルドだから」と言われて承諾した、昨年のDC療法時の副作用。

綴る前に。

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抗がん剤の副作用は,個人差がとても大きいです。
ここに書いた副作用がすべての人にあるわけでは決してありませんので、どうぞ誤解なさいませんようにm(__)m
特に私は、以前行ったリンパ腫の抗がん剤(R-CHOP)の影響のためか、副作用がかなり重かったそうです。
「そういうこともあるんだな」くらいの感じでお読みいただければ幸いです。

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数ある副作用のうち、下にいく程きつかったものです。

吐き気:
プリンペランで抑えられる程度。嘔吐は1度もなし。

倦怠感:
少し動くと動悸・息切れ。仕事中はとにかく大きな声が出せなくて参る。仕事から帰ると、ソファに横になってしまう。ひたすら眠い。

下痢・便秘:
どちらかというと下痢の方がひどく、胃痛もあったため胃薬が手放せず。

関節痛・筋肉痛:
治療翌日、翌々日あたり筋肉痛あり。その後は治療中を通して関節のこわばりがあり、今も少し残っている。

骨髄抑制:
抗がん剤治療経験者は、骨髄抑制が強く出ると言われていた。
1クール目から最後まで、毎クール3日連続グランを打つ。
3日間注射に通う中で、2日目だけなぜか「閃輝暗点」という視界に光のギザギザが広がる症状が出現。脳外科を受診し検査するも、問題なし。あれは一体なんだったんだろう?

脱毛:
睫毛も眉毛も鼻毛も、頭髪はもちろん、すべての体毛が1~2クール目で姿を消す。
これも先にやったR-CHOPの影響で、重く出たとのこと。実は未だに睫毛も眉毛もほとんどない(_ _。)

手足症候群:
2クール目から毎クール、手の親指が腫れるのを合図にあっという間に手も足も腫れ、しばらくすると両掌、両足の裏の皮がペロペロ剥ける。
子どもの頃、日焼け跡の皮を剥くのが大好きだった私はちょっと面白がっていた。痛みがそれほどなかったからだけど。

味覚障害:
治療翌日くらいから、口の中や身体中の粘膜がただれたような感じに。
味覚が変わり、出汁の味がまったくわからず和食が壊滅的に美味しくない。塩味、ポン酢味、ウスターソース味のようなはっきりとした味しか受け付けず、食べられるものがかなり限定された。
次の投与日に向かってゆっくり回復していき、投与してまたなるのを繰り返す。

抑うつ:
気持ちの落ち込みの強い時が毎クール4,5日間くらい。
自分の中にスイッチのようなものがあり、最初にTVの音と光がうるさくなってつけていられなくなる。部屋の電気も、音楽もPCもダメになり、スマホの画面も目がチカチカする。メールを読むのが精一杯で、返事を返せなくなり、この期間はただただじっとソファに丸まっていた。

むくみ:
リンパ郭清していないため、リンパ浮腫ではない。
2クール目から下半身がパンパンに(ミュール以外の靴が入らない、クロップドパンツのようなひざ下丈のパンツはダメ、タテヨコナナメのストレッチパンツを着用)。
利尿剤は飲んでいたが、自転車も乗れず、しゃがめず、少し歩いただけで動悸・息切れがする。
通勤はタクシー。職場内の移動は最小限にして、1階から3階に上がるのに20分くらいかけて休みながら階段を上がる感じ。
家にいる間は脚を高く上げて寝たきり。
病院内では車椅子。
6クール目治療前日にCTを撮ったところ、心臓に水がたまっていることが判明し治療中止に。むくみが心臓まで達していた。


と、いうことで私の感想としては、


ど、どこがマイルドじゃ~( ̄へ  ̄ 凸


でございました。
とにかくむくみ(心不全)が私には一番きつかったです。


さて、ジェムザールはどうかな?
化学療法の担当医師は、
「ジェムザールはドセタキセルより副作用少ないはずなんだけど、yu_kaさんドセも想定よりひどかったから何とも言えないなー」
と。

DC療法当時は、自分の副作用が普通よりひどいのかどうなのか、あまりよくわかりませんでした。
医師達も言葉を濁すような感じだったし。

今回の治療が決まってから、チームの医師達に「yu_kaさん、前回重かったからねぇ、副作用」と言われて、「あ、やっぱり重い方だったのね(-_-メ」と再認識しました。

とりあえず、前回のイタイ思いを経験値に替えて乗り切れるよう願うのみです。