口永良部島の磯に上陸しました。

 

あ~、ふみ丸が去って行く。今日のホテルはこの磯だ!

 

先の磯に数名の釣り人!鹿児島からの船で後から人が増えた?

ガイドの田中さんはどこの船か見えるらしい!

この人、目良すぎる!と思ったら、自分でジャマイカ並!と仰っていました(笑)

釣りに限らず何事も視力は良い方が得だね!

で、冬場以外毎週遠征しているというし、

落水して自力で助かる術のない人を見つけ出して救出したことがあるらしいです!

それも1度のみならず!

その後、金品も受け取らない・・・これは神様、仏様、田中様レベル!?

余談はこれくらいにして・・・

 

まずは道具を整理&銀マットを平らな部分に敷いて、これがこのホテルのベッドである!

厚みも有りなかなか快適!

 

自分で持ち込んだタックルは、

①レジェンダー豪腕石鯛500MH(PRO MARINE)+シーライン400H(DAIWA)

②フォーチューン磯4-450PTS(ATEC)+スフェロス6000SW(SHIMANO)

③フリーゲームS76L-4(SHIMANO)+ツインパワーXDC5000(SHIMANO)

 

まずは、3セットともリールを装着し、ガイドにラインを通す。

②はフカセ仕掛け、③にメバリングのワーム、①は田中さんにセットしてもらう。

 

フカセ釣りを始める。

寄せ餌は、磯際に2,3発打ってオヤビッチャなどの注意を引き、少し沖へキャスト。

そこに寄せ餌を投入してアタリを待つ。

1投目、少ししてウキが完全に消し込むほどの明快なアタリが来たが、周囲の景色に気を取られていたか、

まるでアワセがトロすぎて空振り・・・(´д`)

どうもフカセは苦手だ。ウキも潮受けも見づらい。

まるでアタリは出ていないのに、勘でアワセると掛かっていたり、即アワセしても呑まれていたり・・・

 

そうこうしているうちに、大物仕掛けが準備万端!餌が釣れない・・・(~_~;)

 

田中さんが大型のイスズミゲット!

 

自分もイスズミやメジナが釣れ始めたが、毎回ハリを呑まれていて、チモトがザラザラ、毎回結び直し・・・

呑まれるほどハリの存在を消してエサを自然に流しているとも言える!?かな。

ただ単にハリが小さいだけかも・・・ハリスは4号使用。

 

オヤビッチャの泳がせでバラハタなどを考えていた様子でしたが、釣れないのでイスズミの切身を大物タックルにセット。

半身を2つ折りにしてまるごとハリに付ける。付け方もちょん掛けではなく、すぐに外れないような付け方で!

それにしてもエサでかいな!

 

今まで見た中でも最大級のコンテナ船!!!

島かと思った!

 

そして、トラブルがあったものの漸くイシダイ竿で初魚を釣り上げに成功!!!

 

トラブルとは、ガチャンと音がしたような気がして大物タックルの方を見ると、『竿が無い!』

田中さんもびっくり!!!

嘘ーーー、何かヒットしてロープが外れて竿とリール持って行かれたのか・・・!?

 

セットしてあった場所に近寄るとタックルは岩場に引っかかっていた。

急いで回収すると魚が掛かっているみたい!で、やりとり始めるがハンドルノブが壊れたー!(落下の衝撃を受けたか)

巻きづらくてしょうが無い。っていうか魚は重いし、巻けん。

既に根に潜られたようでまるで動かない。

しばらく放置したが出てくる気配無く、諦める。

ロッドが落下したのは、竿受けのボルトが破断していた為で、瞬間的なパワーで折損してしまったのだろうか。

塩害や疲労もあるだろうが、確かM8のSUSキャップスクリューだったよ。粘りのある鉄の方がよいかな?錆びたら交換で。

 

ノブを瞬間接着剤でくっつけて気を取り直して再投入。

また、ヒットしたが、ノブは容易く真っ二つに。予想はしていたが・・・

記憶が曖昧だが、この魚も姿も見られず終い。

 

リールは田中さんの予備に交換して、再度チャレンジ!

 

で、漸く釣れたのが「ニセゴイシウツボ」!初魚嬉しい!!!

「恐ろしいぞー、恐ろしいぞぅ」と言ってそうな顔

 

ウツボだろう外道だろうが関係ないね。

先の失敗でやりとりが向上!

他の釣りでは出来ているのに、シーラインでは出来ていなかったサミングしながらポンピングが

突然出来るようになって、磯での大物釣りも少しずつわかってきた気がした。

 

アワセのタイミングは除くが、ヒットしてからはドラグは極力出さない。

糸さえ余計に出さずに踏ん張れば、穴とかに潜られない。

魚に先手を取らせない。アワセと同時に潜られていたら引き摺り出す。

糸は瀬に擦れないようにロッドを操作。魚を誘導。

 

最後のランディングは、今のところ一人じゃ出来そうもない。

 

垂直に切り立った断崖絶壁に野生のヤギ出現!食事をしている様子だが危なすぎる!

 

 

上物釣りは、イスズミ、メジナ、オヤビッチャ、ササムロで終わったが、

どうやらそれは想定内だったようで、メインは夜釣りみたい!

 

とその前に夕食。

釣ったメジナの刺身や、どこにこれほどの食料があったのかと思うほど色々仕入れてきてくれていました。

これだけでもいつもと同等のガイド料金では合わないのではと思っていました。

自然の中で食べるのは本当に美味しい!

 

その後、本調子には届かないようだが、頻繁にアタリは訪れる。

田中さんの方がアタリは多い。が、サメだったり、ウツボだったり、良さそうな魚は残り3Mほどの所で

逃げられてしまったり。小型のバラフエダイだったり。

 

自分の釣果は、

ニセゴイシウツボの後は、「ゴマウツボ」(鰭の端末が黄色いのが特徴)

 

この個体の2倍近くになる「マダラハタ

 

60cm位の「ナミフエダイ」。約4kgでもう少し大きければ世界記録になりそうです!

 

シブダイと呼ばれる良型の「フエダイ」。ネットイン前にフエダイだと思った!

 

エサのローテーションが素晴らしい。

最初は、イスズミの切身→オヤビッチャ→イカ切身→トビウオ切身→クワイカ→イスズミ切身

という感じで、

イスズミ切身で様子見、オヤビッチャには出なかったが、みんな大好きイカでポツポツ、方向転換してトビウオの頭でヒメフエダイ、

新鮮な特効エサクワイカで時合とアタリ連発→終盤はイスズミ切身。


24時頃にはアタリが出なくなってきたので、ここらで一旦お休みモードに入ることに。

空を見上げると満天の星空!写真で上手く取れないのが残念。とにかく秩父で見るよりか遥かに美しい!

しかし、波音が大きくて眠れないのである。砂浜の波音なら眠れそうだが、岩肌にぶつかる波音は結構耳障り。

時折、小雨がポツリポツリと落ちてきて降るのか降らないのか微妙な天気。

暑くは無いし、潮風は涼しくて心地よい。

ただ、結局一睡も出来なかった。でも、横になって瞳を閉じているだけでも十分休息できましたよ。

 

大きめの船舶がかなり沖合いだが、ディーゼル音を鳴らして通過していった。少し気になった。

 

27時頃(午前3時頃)突然、ポツポツ来て一気に大雨となる。

闇夜リュックやら出しっぱなし、靴は脱いでいて、腕時計とか小物も散乱。

靴を履く暇も、小物を片付ける時間も、レインウェアを着る余裕も無く、銀マットにくるまってやり過ごす。

まさかこれほどの豪雨になるとは予想もしていなかったので不意をつかれた感じだ。

銀マットで雨避け出来るとは訊いていたが、裏側を外に向けるとか細かく聞いていなかったので、

とりあえず20~30分強力な雨雲が過ぎ去るまで素足で我慢する。びしょ濡れになるより全然いい!

濡れたら風邪引きそうだよ。風邪引いたら体調不良でコロナと勘違いされそうだし、コロナにも感染しやすくなるだろう。

今は健康を損ねるわけにはいかない時代なのよ。

 

ピークは過ぎ、一安心!雷もちょっと鳴ってたしね。

銀マットも神様!

 

眠ってはいないけれど、完全に目が覚めてしまったぜ。

これはもう釣り開始するしかないね!

まだ暗いので大物釣りのみ。

 

150cm超えの「ドクウツボ」。これで10kgちょい。あと5kg重ければ世界記録対象。

 

昨日に引き続き、「ニセゴイシウツボ」。少し重量アップ!

 

どうも、アタリがあってからアワセのタイミングが早いようですが、

泳がせやタイラバ以外の釣りでは即合わせが自分流なので、どうしても早めにアワセたくなりますね~。

なかなかフッキングしない場合は、タイミングをずらすことはありますが…

吞ませるのは歯で切られたり、そこまで待つと根の中に入り込まれて引き出すの困難になったりすると思うので。

餌が大きい時は待ったほうが良いと思いますが、あとはどんな魚が食べているかですかね。

口が小さい魚や小型魚が咥えているだけだと掛かりづらそうです。

 

アタリが出た際、すぐに竿を持つとその振動とかが餌まで伝わって違和感を感じた魚が放してしまうので、

かなり竿先が動くようになってから持ったほうが確実みたいです。

船釣りでは、問題ないので竿が長い分、少しの揺れが大きく伝わるのかも。

餌に夢中になってからなら、竿を動かしても大丈夫のようです。なるほど、納得!


また、フッキング前は竿先を水面へ下ろし、リールを巻いて糸フケは取り、本アタリで一気に合わせるように教わりました。

水平位置ではアワセが弱いのと、魚に有利な状況になってしまうので。

 

アタリの半分以上はフッキングに成功し、最初の2回以外は釣り上げたか、40cmくらいのバラフエダイと

思われる個体と1m位のウツボの2個体は水面でバラしましたが…

 

歯が鋭くないような魚は、例えばシロギスとかは餌の頭から食べると聞いたことがあるので、

針からの垂らしが延びていても頭の方から口にするので早めに合わせてもハリ掛かりするみたいな。

 

自分的には、ある程度の所でやはりアワセを入れたいですね!

合わせずに食い逃げされるのは無念。

 

明るくなってからは、上物狙い。

こちらは、昨日と変わらずイスズミやメジナ。

 

頃合いを見計らって、キビナゴを使いバラハタ狙ったり、自分はコバンアジ、オキザヨリがヒット!

ワーム投げてみたらハコベラ。

 

体側の黒い斑点が1~5個並ぶ「コバンアジ」

 

色々な釣り方で、様々な魚種!

なんという贅沢な釣りなんでしょうか!

とても楽しめました!!!

 

こんな釣りがしたいとか、魚を釣りたい、口永良部島で釣りしたい、磯釣りをしてみたいという方は、

屋久島FISHING LIKE CLUBの田中さんに相談してみると良いと思いますよ。

 

11時過ぎころから片付けはじめ、12時頃、ふみ丸が迎えに来て帰港しました。

屋久島へは15時発のフェリーなので時間がありましたが、温泉は休み、食堂も休み、山の上に行ってみたり、

日陰で寝たり、港で延べ竿でオヤビッチャを釣るのを見ていたりのんびり過ごして屋久島に戻りました。

 

そこからがまた忙しかったのですが、一湊で氷購入、道具の積み替え&片付け、魚は3匹もらい、

JALの預け荷物だとかなり超過料金かかりそうなので、田中さんに連絡をとってもらい佐川急便の冷凍で発送。

荷物は時間指定できないのと、引き取り場所の変更などもできないので、

営業所止めにしてもらい、木曜日に引き取りました。

クーラーボックス越しの冷凍便でしたが、中身もカチコチに凍っていて問題ありませんでした。

 

佐川急便を出て、もうレンタカー返却時間の18時に近かったのですが、

先にぷかり堂へ。営業時間が18時までなので。

何も購入しなくてもスタンプを押してくれました。今度行くときは買い物したいです。

これで鹿児島×楽巡の5000円割引キャンペーンクリアです。

 

空港近くのエネオスでガソリンを入れ、返却時間を数分過ぎてしまいましたが、レンタカーを返却。

5000円キャッシュバックもらいました。

利用していたFITで空港まで送迎してもらい、JALで鹿児島へ、鹿児島からはANA(SNA運航)で羽田へ。

 

羽田空港からマイカーで帰宅。25時前には帰れたと思います。(忘れた)



口永良部島釣果

①イスズミ×

②メジナ×

③ササムロ×1

④オヤビッチャ×1

⑤ハコベラ×1

コバンアジ×1

⑦オキザヨリ×1

ニセゴイシウツボ×2

ゴマウツボ×1

マダラハタ×1

⑪ヒメフエダイ×1

ナミフエダイ×1

フエダイ×1

ドクウツボ×2