中学英語を完成させる(1) | ゆる勉

中学英語を完成させる(1)

 高卒認定までの話を書いてきましたが、ここからは“その後”のお話。

 
 その後、どんな勉強をすればいいか?
 たとえばいきなり予備校に行って、ついていけるのだろうか?
 
 高認を終えた人は、喜びもつかの間、そんな悩みの中に放り込まれます。  




 そもそも同じ『高卒認定に合格した』という人でも


 小・中とずっと不登校だった人が、15歳で全教科受けた(認定されるのは18歳でも、受けて単位を取得することは可能)場合

 と

 高三になって高校をやめた人が、1教科だけ受けた場合

 と

 高校をやめて何年もたつ人が、数教科受けた場合


 では、モトの学力に大きな差があるはずです。
 合格ラインが低いので、ただ『受かった』という人の学力が横並びなはずもなく、

 『ギリギリ、たまたま受かった』
 『ほぼパーフェクトだった』

 という人の差はとても大きいです(そういう試験なので)。



 ここでは、『高校にそもそも(ほとんど)行っていない』人や、『学業からかなりの間離れていて、ほとんど忘れてしまった』人が、『ギリギリ、たまたま受かった』あと、


 どうやってスタートラインまで学力を持っていくか?


 に焦点を当て(何故なら、私がその立場だったからです)、書いていきたいと思います。
 特に英語は“出来ない人は本当に出来ず、それを『出来る人』には理解しにくい”ので、スタートのスタートから躓きやすく、『どうやって勉強したらいいかわからない』というパターンに陥りがちです。
  
 
 まずはこの『英語をどうしたらいいか』を、複数回に分けて書きたいと思います。
 
 
 ただし特殊な事情で学力が低い場合(LDなどの発達障害を持つ等)は想定していないので、もしそういった事情で学力に不安がある場合は、既成の“勉強の仕方”に囚われず、塾や予備校よりも先に専門機関に相談した方が良いと思われます。
 こういった教育相談は子供のものと思われがちですが、16歳以上でも受け入れている機関が多くあります(東京都であればTOSCAなど)。


 
 目安としては、偏差値30以下~50の、基礎学力(読み・書き・聞く・話す)に大きな問題のない人、が対象になります。
 あるいはそれ以上でも、『読めないことも無いんだけど、詳しいことを問われるとわからない』人です。(私がこれでしたが、ぶっちゃけ、読めてる気がしているだけで全然読めてません。笑)

 
 高認の勉強とかなり被りますが、最終的に“志望校の過去問が解ける”まで持っていく必要があるため、少し低いところから始めても最終的にはもっと高いところを目指す勉強になります。高認勉強法で書いていたような“数日から一か月ぐらいでとりあえず受かる”ものではありません。



 手っ取り早い方法では無く、堅実で地味な勉強をすることになります。



 中学英語を完成させる(2)に続きます。

 

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