記憶の宮殿
何かを暗記する時、いつも思い出すのがこの“記憶の宮殿”です。
脳を食べるというショッキングな場面のある【ハンニバル】という映画がありました(超有名だとは思いますが、念の為)。
これの原作に、主役?であるハンニバル・レクターが、膨大な記憶から何かを引き出す時にこの“記憶の宮殿”に向かうのですね。
自分の心(脳)の中だけにあるその豪華な建物の扉をあけて中に入り、奥へ奥へ。ここにはアレが入っている――ここは開けてはいけない。
再読したのも一年以上前なのであまり覚えていないのですが、彼はこうして古い記憶を“思い出す”わけです。必要な情報――病院の構造などを。
読んだ当時は、幻想的な美しさを感じ、「すごいなぁ」という程度の感想でしたが、今思うとあれも“記憶術”だったのだな、と。
彼は脳の中に複雑な構造の建物を構築し、その部屋(内装含め)をありありとイメージし、そこに様々な記憶を収納していったのでしょう。
たとえば人の名前を思い出す時、「えーっと、森だか林だかそんな字がついていた気がする……森……森田……タモリ……」というように一つの文字から連想したりしますが、これも“人の名前のフロア”“森の部屋”みたいなものがあって、箪笥の引き出しを一つ一つ開けているようなものなわけだし。
元々存在している場所に関連付ける場所法(古代からあるオーソドックスな記憶術)を、自分の脳内に宮殿として構築した場所に利用しているのだからある意味無敵なのかも。
もちろん簡単には真似は出来ないけれど、ひょっとしたら?と思う事もある。自分が覚えている限りで一番大きい建物――学校や職場、ショッピングモールとか――を元にしてみるとか?いっそ3DでPC上に造ってしまうとか?あとはゲームのダンジョンとか……。
宮殿と呼ぶにはちょっとアレだけど、自分のための記憶の構造をつくる(=記憶の受け皿を用意してあげる)のは、悪くないのかも。どうやって覚えたの?という質問に答えるときに言葉に詰まるのが難点と言えば難点だけど、覚えたもん勝ちではあるからなあ。(しかし今頃気付いたけど、覚えるじゃなくて憶えるかしら)
あ、20分過ぎちゃったー。なかなか難しい。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)/トマス ハリス

¥740
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ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)/トマス ハリス

¥780
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これの原作に、主役?であるハンニバル・レクターが、膨大な記憶から何かを引き出す時にこの“記憶の宮殿”に向かうのですね。
自分の心(脳)の中だけにあるその豪華な建物の扉をあけて中に入り、奥へ奥へ。ここにはアレが入っている――ここは開けてはいけない。
再読したのも一年以上前なのであまり覚えていないのですが、彼はこうして古い記憶を“思い出す”わけです。必要な情報――病院の構造などを。
読んだ当時は、幻想的な美しさを感じ、「すごいなぁ」という程度の感想でしたが、今思うとあれも“記憶術”だったのだな、と。
彼は脳の中に複雑な構造の建物を構築し、その部屋(内装含め)をありありとイメージし、そこに様々な記憶を収納していったのでしょう。
たとえば人の名前を思い出す時、「えーっと、森だか林だかそんな字がついていた気がする……森……森田……タモリ……」というように一つの文字から連想したりしますが、これも“人の名前のフロア”“森の部屋”みたいなものがあって、箪笥の引き出しを一つ一つ開けているようなものなわけだし。
元々存在している場所に関連付ける場所法(古代からあるオーソドックスな記憶術)を、自分の脳内に宮殿として構築した場所に利用しているのだからある意味無敵なのかも。
もちろん簡単には真似は出来ないけれど、ひょっとしたら?と思う事もある。自分が覚えている限りで一番大きい建物――学校や職場、ショッピングモールとか――を元にしてみるとか?いっそ3DでPC上に造ってしまうとか?あとはゲームのダンジョンとか……。
宮殿と呼ぶにはちょっとアレだけど、自分のための記憶の構造をつくる(=記憶の受け皿を用意してあげる)のは、悪くないのかも。どうやって覚えたの?という質問に答えるときに言葉に詰まるのが難点と言えば難点だけど、覚えたもん勝ちではあるからなあ。(しかし今頃気付いたけど、覚えるじゃなくて憶えるかしら)
あ、20分過ぎちゃったー。なかなか難しい。
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