自分を好きになること、自分を大事にすることは大切な事ですが自分を客観的に切り離してみてみるということも時には必要と思います。


夫婦間で日常の当たり前になっている習慣や関係、言葉や態度・・・・相手の立場になって考えてみる。

当たり前の様ですがなかなかできないものです。


で、私が時々自分を客観的にみる方法は

「もし自分が男で(旦那)だったらどういう女性が奥さんになって欲しいか」というのを考えるのです。

もし結婚前だったら旦那じゃなく彼氏になってみたり、男性の立場だったら自分が奥さんだったらどういう旦那でいてほしいかと考えてみるのです。


私が結婚したての頃一人暮らしをしたことない私には家事と仕事の両立がきつく心身共に余裕もなく、また夫とも日常の些細な事でけんかばかりで新婚の甘い生活どころかなんだか戦地に立たされているような気分になったものでした。

で、そんな時私の頭に浮かんだ事は「男になって奥さんが欲しい!」でした。


今思うと短絡的で現実逃避の発想だったのですが、この私の「男になって奥さんが欲しい」という思いつきはだったらどんな女性を奥さんに欲しい?奥さんにはどういう態度でいてほしい、外見はこうで・・・などとはてしない妄想を広げさせたのでした。


そうなると会社の同僚の女性や友人、すれ違う人を自分の奥さん候補として観察しシュミレーションする

妄想は止まりません。



で、ふと我にかえったというかはっとしたのは「男だったら私みたいな奥さん嫌だ!」と思ったのでした。

口うるさい、人の話を聞かない、帰ったら疲れているのに弾丸のように話しかけてくる、すぐきれる、

恩着せがましい、自分の財布のヒモはゆるいのに旦那のお金遣いには厳しい、干渉してくる・・・

落ち着きがない、怒ったら歯止めがきかない・・・・あげたらきりがありません。


本当に自分が男だったら私にされている態度はぞっとしたものでした・・・・・


やっぱり私が男性だったら穏やかで優しい女性がいい!さりげなく空気を読んでいたわってくれる人。

いつも身ぎれいにしていて明るい人!


勿論長年身に付いた悪癖はなかなか全部改めるのは難しいかもしれませんが

時々「もし」と思うことによって自分を客観的にみることができるかもしれませんね。

結婚して15年たった今少しずつ「自分自身の理想」とのブレが少し縮まった気がします。