以前、術前説明後、父とお昼を食べる時間がなく、それぞれ帰った日、父が「今日のお昼は中華屋さんで食べました」と写真とともに家族LINEにメッセージが来ていたのですが、そのLINEのなかで「おとうさんばかり、ランチして申し訳ないです。ごめんね」という言葉がありました。

 

 


 

それに対し、母は「おとうさん、ごめんは言わないで、それぞれ楽しいことをして過ごそう」とLINEが入っていたのを思い出しました。

 

 

 

単なる家族LINEのやりとりといえばそうなのですが、その両親のやりとりを見ていて、それ以降、家族LINEでは「ごめん」という言葉が劇的に減り「ありがとう」という言葉が増えたように感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、審査腹腔鏡とポート留置手術を終えた日、父とランチをしてからそれぞれ帰路についたのですが、手術が無事に終わった安堵と私とランチをして気を張っていた疲れからか、父は帰りの新幹線を降り過ごし終点の仙台駅まで行ってしまったと家族LINEに連絡がありました。

 

 

 

 

「乗り過ごした、ごめんなさい」と父から家族LINEにメッセージがありましたが、そのやりとりでも「お父さん、ごめんねじゃないよ、新幹線少し長く乗れてよかったね」や「気にすることないよ、お疲れさまでした」とのメッセージが飛び交い、なんだかほっこりしました。

 

 

 

 

母の病気がわかってから、いろんな場面でごめんねや申し訳ないなどと言いがちなことも多かったのですが(もちろん非がある場合は謝らないとですが)、母の「ごめんねは言わないで」というたった一文のLINEでしたが、気づかされる一文でした。

 

 

 

病気がわかってから母のLINEを振り返ると母からのLINEには「感謝」や「ありがとう」という言葉がよくつかわれていることに気が付きました。


 

 

「いつも心配してくれてありがとう」「わたしのためにありがとう」この言葉をもらったときにはなんだかじーんとしてしまいました。

 


 

「ありがとう」という言葉には相手を想いやる気持ちが込められているのだなと改めて思いさせられました。

 

 

 

 

何が言いたいかちょっとよくまとまらないのですが、これからも謝る場面は謝るのですが、できるだけ「ごめんね」ではなく「ありがとう」を伝えられていけるように私もなりたいと思いました。