こんにちは。
すべての女性の本物の健康と
その先の美しさを目指す
静岡県藤枝市
女性専用「はり・きゅうサロン はり笑 Harie」の
橋村絵里です。
いつもありがとうございます。
お灸って、
そう言えば、家で
おじいちゃん、おばあちゃんが
やっていた！
なんて記憶がある方が
いらっしゃるかと思います。
なので、とっても古いものという
イメージがあるかもしれません。
また「お灸ってダサい！」と
おっしゃった方も
いらっしゃいました。
この言葉には
かなりショックを受けた私でしたが、
正直なところ、鍼灸学校の学生時代の頃は
お灸はあまり好きではありませんでした。
なんでかというと
これは上質モグサというものなのですが、
このモグサを
こんな風に円錐状に指でひねるのです。
しかも、お米の半分くらいの大きさに。
学生時代にはこれをさんざんやらされて
（自主性が全くありませんね…）
不器用な私はいやでいやで
たまりませんでした。
試験もありましたよ。
何分で何個以上！
しかも形も問われる。
クラス全員、嫌いだったと思います。
実技の外部講師の先生も
治療にお灸は使わないという
先生もいらっしゃいました。
なので、私にとってのお灸の存在は
鍼のおまけ的に考えていました。
しかし、国家資格を取得して
修業をするようになって
考え方がガラッとかわったのです。
私が修業を始めたころの
修行先の治療院で使っているお灸は
このお灸でした。
（私の治療でもメインで使っています。）
円筒灸というものです。
いわゆる、せんねん灸と同じようなもので
ツボの上に乗せて、
冷めるまでそのままにしておけるもの。
なので患者さんがお灸をやっている間に
他の患者さんの治療を行なえるという
メリットがあります。
同時に何人もこなすには
このタイプのお灸はとっても便利。
なのに、師匠は私に
このお灸をやることを命じたのです。
「えー！！やりたくないー！！」と
心の中で叫びましたよ。
さらには
「自分はやってないのに！！」と
思ってしまいました。
でもね、このお灸を患者さんに
初めてやった時のことは
今でも忘れません。
その患者さんは
私が修業を始める前から
その治療院に通っていたのですが、
「このお灸、すごく効くね！」
「前から、これをやってくれてたら良かったのに！」と
言われたのです。
そりゃ、びっくりしましたよ。
学生時代はやりたくないと思っていたものが、
効くと言われたらね。
私のあの苦しかった練習は報われたと
思ったのです。
そして、師匠の治療院では
このお灸をやるのは
ほぼほぼ私だけ。
（ごくごくたまに師匠もやります。）
ちなみに、このお灸は
「点灸」といいます。
この「点灸」は
局所的にツボを刺激するため
一瞬、チクッとします。
なので、私は修行先の治療院では
チクチク先生と呼ばれていました。
そんなことで、
私のお灸LOVEは
ここから始まったのです。
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