劇場創造アカデミー1期生による修了上演
第一部『赤と黒と無知』
第二部『缶詰族』
エドワード・ボンド「戦争戯曲集-三部作」より
友達が出演していたので観てきました。
今だからこそ観るべき作品だと思います。
核戦争が齎した、「未来」はとても悲惨で残酷な世界。
そんな「未来」を生きる人間達のとても愚かでとても哀れな姿と、そして必死に踠き生きる姿。
心に物凄く重く圧し掛かりました。
唯一の被爆国で生まれ住んでいながら、他人事のように感じている核の存在。
確り考えるべきなんだと思わされました。
因みに私は『缶詰族』の方が面白いと思いました。
つまりはわかり易かったと…爆
そういえば、舞台観て泣く事のない私が珍しく、劇終盤の「さぁ家に帰りましょう…」(だったかな?)のセリフでウルッときてしまいました。
『赤と黒と~』も面白いんですが、如何せんおつむがそこまで良くないので一回観ただけでは理解できず、私には少々難しい作品でした。でもでも、演出に関してはこちらの方が好きです。
この修了上演、本来は今年の3月に上演する予定だったんですが
3/11の震災の影響により今日、明日へと延期になったそうです。
今回は出演者の中に出演不可になった人が出なかったらしく(微妙に配役変更はあったそうですが)、
全員出演する事が出来たそうです。
後もう一日ありますが、本当にお疲れ様でした。
これからの演劇界を支えていって下さい。応援しています!!