デジタル機材で撮影された映画はやっぱり好きになれない
前回の上映が終わり 座る席を探す
ボルドー色の幕にドレープは綺麗だ
場内に流れる音楽と快適な空調
ニオイは最近のシネコン系だとキャラメルポップコーンだけど名画座の学校みたいなニオイの方が気分が上がる
上映前のアナウンスがあって
館内は明るいまま注意~広告で暗転してから予告編
気分はいい
デジタルで撮影された本編が始まる瞬間 脳が不満を訴える
スルッとサラッと平坦な始まりをする
テカテカの無機質なクリアな魅力のないただ綺麗な女性のような
入り込めないのではなく段差がないワックス掛けされたツルツルの床を歩く 夕飯にチェーン店のパスタを食べる 会社に着ていくスーツもきっと二着で破格な価格のものだ
鳩にプリッツをあげた
既に映画は始まっていて僕は急いで集中をする
じゃないと二時間後ロビーで脳が言う
余計なことばかり考えるからどこか覚えてないじゃないか 少なくとも最初の5分は確実に曖昧だ
映画を作った人に失礼 自分も時間の無駄ってよりも1つの作品を欠けた状態で記憶した
脳は不満を抱えたままで帰り道
もう一度急いで集中をする