マグレじゃない、奇跡を起こせ！
ロックシンガー・ボイストレーナーの盛山裕治です！
本日は
歌う前のウォーミングアップについて。
みなさんはライブ前
ウォーミングアップ
しますか？
そして、どの程度のことを
ウォーミングアップ
って呼ぶのか考えたことありますか？？
スポーツなら
たいてい
かるーく走ったり、ストレッチしたり、
ゆっくり体を動かして軽く汗かいたり、、、
その程度のことを
ウォーミングアップと呼びます。
僕は21くらいの時に発声が悪かったりタバコを一日二箱吸ったりしてたせいで、
たいしてライブ本数もしてなかったのに声帯結節になり声帯の手術をしました。
そのせいか、その後は声出すことに常にめちゃビビっていて、
いきなり大声を出すとかあまり(まったく)しなかった気がしてます。
20代半ば以降は、
ワンマンの日などは朝早めに起きて
よく行ってた先輩の喫茶店でモーニング食べながら話すことがウォーミングアップになるような気がしていて、
それをルーティーンにしていた時期もありました。
ライブハウス行く途中は、
裏声でハミングしたりしてました。
それがいいのか悪いのかはわからないけど、
いきなり
ライブ同様の大声を出す！
みたいなことはしたことなかったかも。
大切なレコーディングの時はその前にボイトレ行ったりもよくしていました、、
よく楽屋でめちゃ大声で発声練習してる人がいるよね。
その人その人のルーティーンがあるので
全然否定しないけど
スポーツに当てはまると
いきなり
全速力でダッシュ💨
豪速球を投げ込む⚾️
息が上がるようなスパーリング🥊
をしてるのと同じです。
それをするアスリートほぼ皆無。
それをさせるコーチもほぼ皆無。
ボーカリストも
声帯という体の中の粘膜を
いきなりトップギアで使うことは本来あまりよくないことなのかと思ったりします。
まずは
深く息を吸う吐く。
ハミングなどで息を通しながら
声帯という粘膜をゆっくり動かしていく(声帯には感覚がないからそんなイメージで)。
リップロールなどで呼吸と音を連動させながら
表情筋や口角の動きを意識。
そのあと音程高いところは裏声でいいので
かるーく歌う
(その時呼吸の意識は止めずに)
くらいにとどめておいていいのではないか、
と、個人的には思います。
声帯は消耗品です！！！
と、そんな話を40代のメジャーの生徒に話したら
長年ずっと本番前には声出しをガンガンやってます！と。
その声出しをしないと本番前のテンションを作りにくいんです！
という意見をもらった。
ふむふむ。
単に声を出す！
ということ以外に自分に
スイッチを入れる
ということもあるのか。
早くからデビューして
それが完全に
仕事
になってる人には、特にそういうことも必要なのか。
とやけに納得したりもした。
あと、地声が低い人は
楽器の弦でいえば、いわゆる太い弦の声帯を持っている
ということなので、
しっかり弾いてあげないと弦が鳴らないということもある。
僕みたいに話し声自体が高い人は声帯が薄いので
すぐに鳴りやすい。
(赤ちゃんが朝いきなりギャン泣き出来るのと同じ)
なので音域によっても違うのか、、、
正解はないです。
それでもやはり
声帯という消耗品を大事に
ライブでは無理して使う時もあるからこそ
各々が
ウォーミングアップ
について今一度しっかり考えるべきなのでは
と思います。
とか、言っておきながら30〜40代は
ストリートライブ入れたら月に100本くらいは毎日ライブやっていたので
ある時からまったくウォーミングアップなんて
してなかった…
雪が降りそうな日やどしゃ降りの中でも
爆音で10曲近く。
それも一日なんステージも。
よくやってたなぁ😅
東日本大震災でライブが中止になった時に配信したスタジオライブの映像。
もちろんウォーミングアップなんてしてない
こんな感じでリハーサルでも全力だったから、よくやってたなぁ。
今聴くとかなりクオリティだと思う！
クールダウンについてもいつか話しますね。
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