マグレじゃない、奇跡を起こせ！
ロックシンガー・ボイストレーナーの盛山裕治です！
今日はボーカリストの体調管理について。
前のブログにも書いたけど
ボーカリストにとって、風邪や体調不良で声が出ない
って一番避けたい事態。
特にコロナが流行してからは
ちょっとでも体調悪いと不安になるし、
ライブ飛ばそうもんなら大損害を受けることもあり得る。
いくらメンバー責任は同じと言っても、
背負う重圧はボーカリストは計り知れないものがあるよね。
どれだけ気をつけて365日のうち360日健康でも
ライブ前に風邪引いたら人生が終わっちゃうような…
大袈裟って思う人もいるけど、
僕はそれくらい思ってた。
そのたった一本のライブで自分の運命が大きく変わることもあるのがこのエンターテイメントの世界だから。
かと言ってじゃあ何をどうしたら風邪ひかないのか。
風邪症状がほとんどないのに声だけ出なかったりもする。(それも風邪症状なんだけど😓)
リハーサルしっかりしたいけど、
し過ぎて声帯腫れて声出にくくなることもよくある。
もう、
運に頼るしかないのか
どんなに芸能の神様にお参り行ったって不調になるしね
まぁ、それを運と呼ぶのかもしれないし、
「持ってない」ということなのかもしれない。
けど、そんなことで頑張ってきた毎日が報われないなんてあんまりだよね。
そんなことをたくさん経験してきて
僕がやってきたこと、
やってることを並べてみます！！
1.毎日うがいする。
外から帰ってきたらうがい。
習慣化すると、しないと気持ち悪い感覚になります。
2.食後に整腸剤を飲む。
胃が疲れるとウィルスに感染しやすいので
(風邪もコロナもインフルエンザもウィルスです)
胃を疲れさせないために、胃腸を整える。
声のクリニック赤坂の駒澤先生から教えてもらいました！
3.こまめに吸入する。
ボーカリスト長くやっていて吸入器持ってない人いまだにいるけど、これくらいは自己投資として買った方がいいです。
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これに塩を入れて吸入する。
声が出にくいな、風邪ひきそうだな、って時はステロイドの点滴を入れて吸入する。
4.風邪ひきそう、体がだるいかも、って思ったら葛根湯。
完全に風邪ひいてから風邪薬飲んでも、結局は体の免疫力で治していくしかなくて時間もかかるので、
風邪ひきそうな時に早めにやっつけるのが絶対いい！！
5.風邪ひきそうだな、体疲れてるなって時は躊躇なく病院へ行く。
僕は21の時に声帯結節になってオペをしてからは、
ずーっと
「今日声出るかな？」
って不安に苛まれていて、
朝起きたらまず
「んー」
って裏声でハミングして、それが出たら
今日も大丈夫🙆♂️
って一日が始まる、
そんな毎日を送っていた。
ちょっとでもおかしかったらすぐ病院に行ってた。
薬に頼ろうがなにしようが
声が出ない
ストレスよりはマシなので😅
声のクリニック赤坂ができるはるか20年前くらいから病院漬けの生活でした(笑)
20年前？くらい、練馬に
萩野耳鼻咽喉科
っていう歌手が通うクリニックがあって、
そこの萩野院長先生にも
「キミ、めちゃいい声帯してるね！」
って褒められて声帯の写真撮られて
いい声帯の見本
みたいに掲示されていた😊
そこの萩野医院が無くなって、
駒澤先生と出会う、という人生の不思議
6.ライブ5日前くらいから他の作業、バイト、など一切しない。
実際そんなこと不可能なんだけど(笑)、
大切なライブ前に限って体調不良になるのは、
脳が緊張状態になって
いくら睡眠を取っても副交感神経が働かない状態になって体を休めていない状態なるからそうです。
(声のクリニック赤坂の駒澤先生から教えてもらいました)
2021年の僕の生誕イベント一週間前、声が全然出なくなってあらゆる治療しても声が戻らず…
って状態になった時、最後に僕が取ったアクションが
なにもしないでただゴロゴロする😺
でした。
すべての予定をキャンセルして
昔ブー太郎してた時のように(笑)
ただ横になって興味のないテレビを見ながらただひたすらゴロゴロ。
そんなことしたの記憶がないくらい超久々。
それがよかったのか翌日の本番は
奇跡的になんとかなった！！
そうしたことではじめて体が休んだ状態になったみたいです。
最後の最後は
ただひたすらゴロゴロする。
を試してみてください。
ボーカリストって本当に大変なんだけど、
自分の歌で会場がひとつになったり
笑顔になったり
時には泣いてくれたり
そんなエクスタシーを知ってしまったら
そう簡単にはやめられないんだよなぁ😅
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