今年ももうあと僅か、今日が仕事納めの方もいらっしゃるでしょうか。
今回は、aikoさんのご結婚を祝して、大好きな曲を紹介させていただきます。
2012年5月、アルバムに先駆けて発表されましたが、シングルとしては出していないんですよね。
お聞きくださいませ、『くちびる』。
ドラムスに佐野康夫さん、ベースに沖山優司さん、鍵盤&アレンジに島田正典さん。
ドラマー佐野さんは、アース、ウィンド&ファイターズで出てきたのかな(名前(笑))。
オリジナルラブ4枚目アルバム『風の歌を聴け』の小松秀行さんとのリズム隊は衝撃的でした。
ベースの沖山さんは元ジューシー・フルーツ(!)
近田春夫さんのバックバンドが前身らしいですね。
その後も近田さんのビブラストーンに参加、またスタジオミュージシャンとして、佐野さん同様引っ張りだこの方です。
島田さんはaikoのアルバムで初めて知った方でした。『カブトムシ』ですね。
素晴らしいプレイヤー、アレンジャーだな、と感じたのを覚えております。
さらっと入れてくるビートルズ感も最高。
そしてこの『くちびる』という曲は、転がるようなフェンダー・ローズ(エレピ)とシンセのソロがまた堪らないんですよね。アレンジも大好きです。
MVのaikoさんのステップも素敵で、まぁ愛くるしいこと。
何だかちょっと人っぽくないというか、、何か別の生き物のような感じがしちゃいます。
前から思ってたんですが、この方はジャズや黒人音楽の影響をかなり受けていると思います。
声質や歌唱スタイルなどで、皆さんそのような印象はあまりないかもしれませんが、きっとR&Bとか大好きだと思います。
そして、ポップス界のど真ん中にいるような方ですが、すごくブルーノートを使うんですよね。
ブルーノートというのは、ざっくり申しますとメジャー・スケール(ドレミファソラシド)の、3、5、7音(ミ、ソ、シ)を各々半音下げた音のことを言います。黒人音楽特有の音使いですね。
菊地 成孔(きくち なるよし)さんという、プレイヤーとしてもプロデューサーとしても物書きとしても、とっても魅力的なちょっと変態チックな方(めちゃ誉めてます)がいらっしゃるんですが、この方がこの曲やaikoさん、ブルーノートのことなどをとても素敵にお話しているので、よろしければぜひチェックしてみてくださいませ。
菊地成孔、aikoで検索するとトップに出てくると思います。
ああ、今回ご紹介したかったのは、『くちびる』と菊地 成孔さんですね。今気付きました(笑)
曲の話に戻ると、大きな災害の翌年に発表されたこともあり、歌詞にも変化があったと僕は思っています。
そういうところにもaikoさんの、アーティストとしての誠実さのようなものを感じました。
そして、こういう音楽、ポップスには、特に中毒性が必要だと思っています。
何度も何度も繰り返し聞きたくなってしまって、しばらくはまりまくってしまう中毒性。
この曲にはしっかりとそれがあると思います!
ぜひ繰り返し聞いていただきたいですね!
次回以降は、今日名前を出させていただいた方達のご紹介をじっくりしていきたいと思います。
皆様よいお年をお迎えください。
それでは、また。