さて、COOL SOUNDレーベルのご紹介その2です!

David Lasley。

数々の超有名歌手のアルバムにバック・コーラスとして参加。

彼と知らずに聞いている方は沢山いらっしゃると思います。


自身ではソロ作の他に、『Rosie』というグループでもアルバムを出しています。


提供曲も沢山あって、特にアニタ・ベイカーの歌うこの曲、アルバムは大ヒットしました。



『Anita Baker/You Bring Me Joy』('86)



このアルバムは好きでよく聞きました。
'80sの好盤と思います。
もろに当時の、アダルト・コンテンポラリーといった感じの音ですね!



そしてこの曲は自身のアルバムでも発表しているのですが、流石COOL SOUND。
なんと、デヴィッド・ラズリーが81年にデモとして作成した2枚組のプロモーション用レコード(非売品)を、世界初CD化してくれたのでした!

そして、このデモ・バージョンの『You Bring Me Joy』が、もう堪らなく良いのです!

こちらです。どうぞ!


シンプルな音作りと、もろにアレサ・フランクリンの影響が伝わる歌唱。
名曲、名唱と思います!




巷に「デモ・テープ越えられない説」というのがあります。
改めて、よりしっかりとした環境で曲を録りなおすと、タイミングや勢いを閉じ込めたデモのバージョンを越えることができない、というもの。

これ、気を付けているアーティストも沢山いらっしゃると思いますが、なま物、生き物としての楽曲、ということを考えさせられるお話ですね。

この曲などは、このデモ・バージョンが最高だと思っています(僕の好みではありますが。。)。


このアルバムからもう1曲ご紹介。
こちらは珍しくファルセットではない歌い方。
それがまた素敵なんです。サックスはデヴィッド・サンボーン。デモなのに豪華過ぎます。



こういう非売品だったものが普通に聞けてしまうって、すごいことですね!
感謝感謝でございます。



デモ・バージョンが大好きと書きましたが、こちらももちろん素敵です。

曲を気に入った方は、ぜひ聞き比べを。





COOL SOUND、次回も続きます!


それでは、また。