残暑が厳しいですね。
ひぐらしの鳴き声に、いつも少しだけせつなくなったりします。
山村暮鳥の詩を思い出すからでしょうか。
でも年齢と共に、夏が終わるあのせつなさも減ってきたような。
そっちの方がさびしい。。
さて、AOR名曲ご紹介、まだまだまいります!
皆さんは、新しいジャンルを開拓するとき、どのように情報を集めていらっしゃいますか。
僕は、10代でブラック・ミュージックに惹かれるようになってから、好きな音を探すために物の本によくお世話になっておりました。
いわゆるガイド本、というやつですね。
レコード・コレクターズ、ミュージック・マガジン、ブラック・ミュージック・リビュー、ブルース&ソウル・レコーズ、それにギター・マガジン、ベース~、ドラム~、タワーレコードのbounceに、ブラジル音楽やラテンの小冊子などなど…
またそれらの別冊の特集号には大変お世話になりました。
AORというジャンルでは、僕はこのお二方の紹介をとても参考にしておりました。
レーベル、COOL SOUNDを立ち上げた中田利樹さん、
AOR物のライターとして超有名な金澤寿和さん。
このジャンルに入っていくと、必ず出会うお二人です。
今回は、そのレーベル『COOL SOUND』でリリースされたアルバムから、この曲をご紹介したいと思います!
Bruce Hibbard 『Never Turnin' Back』('81)
シンプルな曲調ながら、始まった瞬間に心奪われるキラキラしたアーリー80'sな音!
ブルース・ヒバードの2ndアルバムの1曲目です。
この曲、僕はCD屋さんでかかっていたものを聞いてハッと惹かれたのですが、その頃まだAOR物ってあまり聞いていなくて、そのクリアな音と音圧、そしてちょっと不思議な感じのジャケットに、いつ頃のアルバムか分からなかった思い出があります。
もうその当時は懐古主義的な新しいアーティストも多くて、時代の音も明確にこれ!という感じでは無くなっていたんですよね。
そして購入して初めて知ったのが、CCM(Contemporary Christian Music)というジャンルでした。
このジャンルは色々な音があるようですね。
カントリーやポップスなど何でもあり、現代的なサウンドというよりも歌詞に重きを置いたジャンル分けのようです。
ブルース・ヒバードはCCM界では有名な売れっ子だったそうですが、全く知りませんでした。
このアルバムを知ることが出来たのは中田さんのおかげですね!
こういう方たちの情熱のおかげで、埋もれていた名曲を聞くことが出来るようになっている訳で、感謝感謝です!
最後にお二方のガイド本のご紹介を。
COOL SOUND、次回も続きます!
それでは、また。